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【  2010年06月  】 

24・「逢いたかった」

恋桜~さくら~

2010.06.30 (Wed)

 「少しここで、お嬢さんと桜を見たい。宜しいですか?」 一さんがそう言うと、両親は一さんに頭を下げ、名残惜しそうに私の手を握ってから、桜トンネルの中を家路についた。 見送ってもらうはずが、見送る側になってしまった。 私は両親に向かって振っていた手を下ろしながら、花びらの中に消えた両親が最後にくれた言葉を思い出す。 ―――幸せになりなさい。さくら・・・。 ありがとう・・・。 お父様。お母様。 私が両親の...全文を読む

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第12章・ 3 (悔しさと悲しみの幻聴)

理想の恋愛 完璧な愛・第7部

2010.06.30 (Wed)

 「葉山! 葉山ぁ!!」 よくテレビドラマのサスペンスなどで、友人知人の死体を見つけた主人公が、異常なくらいその人物の名前を叫んで駆け寄るシーンがある。 それを見て、「これは大袈裟だろう? 人間、ほんとうにびっくりしたら声なんて出ないよ」 などと言っていた。 しかし、そう言っていた信が、今は自分が否定した事をしている。「葉山! シッカリしろ! 葉山!!」 血まみれで倒れている人間に、「しっかりしろ」...全文を読む

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第12章・ 2 (援軍の到着)

理想の恋愛 完璧な愛・第7部

2010.06.29 (Tue)

 「クソッ! 道、悪すぎだっってのっ!!」 涼香が聞いたら目を三角にしてお説教を始めそうな品の無い日本語を吐きながら、信はインプレッサの運転席を降りた。「あ~、もぅっ!」 〝品の無い日本語〟を吐きつつも、実は困り顔。頭を手で押さえ、やや諦め気味に溜息をつく。「修理決定だな・・・」 信が困惑しているのは訳がある。 学の様子を見る為に信がやってきた郊外の西洋館は、道もろくに整備されていないような雑木林の...全文を読む

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第12章・ 1 (惨劇の果てに)

理想の恋愛 完璧な愛・第7部

2010.06.28 (Mon)

 「まなぶぅーーっ!!」 美春は半狂乱だった。「ぃや・・・、まなぶ・・、学っ!!」 それを目にした瞬間、真っ白になった頭。 慌てて立ち上がろうとするが、足がもつれ上手く立ち上がれない。ちゃんと立ち上がらない半姿勢のまま前へ進もうとするが、もちろん動揺してもつれた足はそれを許さず、再び彼女は転倒する。「まなぶっ!!」 それでも美春は立ち上がり、学の元へ駆け寄ろうとした。 弾丸を二発、正面から撃ち込まれ...全文を読む

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23・「末永く・・・」

恋桜~さくら~

2010.06.27 (Sun)

 「斎音寺さくら、と申します」 驚きに眉を寄せ目を見開く一さんを前に、私は何とか声を震わせる事も無く、一言一言を確認するように口に出して行った。「世間の事など何も解からない鄙者(ひなもの)ではございますが、何卒、葉山様に色々とご指導頂けますよう、お願い申し上げます」 刺すような一さんの視線から逃げるように、私は頭を下げた。 驚いただろうな。 怒っているんだろうな・・・。 一さんの事だから、この場でい...全文を読む

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第11章・ 10 (束の間の反撃)

理想の恋愛 完璧な愛・第7部

2010.06.26 (Sat)

 「ぅっ・・・、あっ!!」 何かに耐えるかのような、とても張り詰めた学の声が美春の耳に飛び込んできて、彼女は驚き慌てて振り返った! 今の声は、間違いなく何か〝苦痛〟に耐える声だ。 学が滅多に出す事の無い声だ。 そして、振り向いた美春の目は、学の元へ歩み寄った秀一が手に取った学の左手、そして、逆に折り曲げられた薬指に釘付けになった。「・・・!」 驚きのあまり吸い込んだ息は、引きつった悲鳴を美春に上げさ...全文を読む

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第11章・ 9 (復讐の裏切り)

理想の恋愛 完璧な愛・第7部

2010.06.25 (Fri)

 「な・・・、何よそれ・・・」 一晩オレのモノになるなら・・・。その言葉に驚いた美春は、動揺して声が揺れる。 秀一は鼻で笑うと、根元に近くなった煙草をプッと横へ吹き出し、自由になっている左腕を美春の細い腰に巻きつけ、グッと自分に密着させた。「わかんねーフリすんなよっ。毎晩可愛がってもらってるような女が、わかんネーはずが無いだろ? ん?」 からかい気味のいやらしい口調。当然だが妙に腹が立った美春はキッ...全文を読む

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22・「やっと会える」

恋桜~さくら~

2010.06.24 (Thu)

 「さくら、どうした? 着物は?」 お父様が驚いた声を出した。 見送りに出ていた使用人達も、驚いて私を見ている。 そんな中、お母様と桃子だけは、私を神妙な顔で見ていたのだけれど。「後ほど送って下さい。本日はこれで参ります」 そう言いながら、庭で待っていた両親の前へ進み出る。 これから私は、葉山家へ行くのだ。 待ち合わせ場所まで、一さんが迎えに来てくれる。 家まで迎えに来ると、使用人や覗きに来る村の人...全文を読む

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第11章・ 8 (報復者の牙)

理想の恋愛 完璧な愛・第7部

2010.06.24 (Thu)

 「動くなよ・・・。学」 銃口を美春の左胸に押し付けながら、秀一は煙草を咥えニヤ付いた顔で学を見る。「オレは別に美春に惚れてる訳じゃない。三年前の秀人みたいに、人質に取っておきながら生かしておく、なんて、面倒くさい事をする気もない。気が向けば、いつでもこの引き金を引く気はある」 肌蹴られたブラウスの間から、ハーフカップの上にふくよかに盛り上がる白い丘。その上に、肌がへこんでしまうくらい強く押し付けら...全文を読む

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第11章・ 7 (射殺計画)

理想の恋愛 完璧な愛・第7部

2010.06.23 (Wed)

 「どうしました? さくらさん」 信悟に問いかけられ、報告書を手に無言になり続けていたさくらは、辛そうに頬を歪めたまま顔を上げた。「信悟先生・・・これは・・・」 〝母親として〟辛い内容なのだろう。そう悟った信悟は、さくらの手からゆっくりと報告書を取り上げ、彼女の横でベッドのリクライニングを上げて身体を起こしている一の手元にそれを置いた。 信悟がさくらから「霧島秀一の母親の事を調べて欲しい」 との依頼...全文を読む

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第11章・ 6 (喧嘩上等!の男)

理想の恋愛 完璧な愛・第7部

2010.06.22 (Tue)

 「かっこつけてんじゃネーよ!!」 学が前へ進み出てきた瞬間、叫びながら一直線に飛びかかってきたのは、先ほど足元に弾丸を撃ち込まれ、あまりの驚きに失禁までしてしまった少年だった。 構えて突っ込んでは来るものの、ただがむしゃらに突っ込んでくるだけ。 勢いだけの、いわゆる〝鉄砲玉〟だ。 少年が突っ込んできたところを、学は身体を避けてかわし、そのまま足を払う! まるでお決まりのように顔からベタッ! っと転...全文を読む

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第11章・ 5 (最終手段?)

理想の恋愛 完璧な愛・第7部

2010.06.21 (Mon)

 「もっと楽しませてくれよ。学」 ライフルの銃口をグリグリっと後ろから学の脇腹へ押し付ける。 スーツを着ているとはいえ、細い棒で突き抉られているような物なのだから相当痛いはずだ。しかし、学の後ろ姿はピクリとも動かなかった。 痛みに身体を捩る姿を想像していた秀一は、当てが外れ鼻白む。 だが更に嫌味を口にした。「お前が来ない間、退屈だったんだぜぇ。その分、ナンカ面白いモノ見せてくれよ」 学は前を向いたま...全文を読む

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第11章・ 4 (動き出す忠誠心)

理想の恋愛 完璧な愛・第7部

2010.06.20 (Sun)

 「須賀君、会社へ行け! 辻川のお嬢さんがいる! この場所を伝えてくれ!」 それが、西洋館で須賀が聞いた最後の言葉だった。「すいません・・・専務。・・光野さんっ・・・」 須賀が言葉を詰まらせながら外へ出ると、三台の車があった。 手にしている鍵に合う車はどれだろう? 赤のキャデラックは間違いなく違う。鍵をよこした男は、須賀や美春を乗せて来た車を運転していた男だ。 須賀は自分達を乗せて来た車のドアを開け...全文を読む

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第11章・ 3 (形勢逆転?) 

理想の恋愛 完璧な愛・第7部

2010.06.19 (Sat)

 「専務・・・、カッコいい・・・」 思わず須賀の口から呆然と出た言葉に、美春はプッと吹き出した。 須賀にしてみれば、自分がこんな所に居るのが不思議なくらいだ。 学がダンプで飛び込んで来て、銃を突きつけられたにもかかわらず、その銃を掴んで無理矢理奪い取るという荒業を見せたかと思えば、自分のスーツから黒光りする拳銃を取り出し、男達の方へ向けて凄んだのだから。  こ、この人、専務・・・だよな? 会社の偉い...全文を読む

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第11章・ 2 (形勢不利?)

理想の恋愛 完璧な愛・第7部

2010.06.18 (Fri)

 「凄い格好してるな」 学はちょっと辛そうに笑いながら美春を見詰めた。 美春はハッとして、改めて自分の姿を、視線が落ちる胸元から足の先まで眺める。 ブラウスもスカートもストッキングも、引き裂かれ破られて、ただ身体にぶら下がっているだけという状態だ。 これで「何もされていません」 とは絶対に言えないだろう。「でも、死んでないって事は、どっかの男にヤられてはいないな?」 美春は学の顔を見上げて、その言葉...全文を読む

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第11章・ 1 (ガールズトーク?)

理想の恋愛 完璧な愛・第7部

2010.06.17 (Thu)

 「ただ今戻りました」 いつも通り帰りの挨拶を口にしつつ、引き戸を開け中に入って静かに閉める。 いつも通りならば、ここで何処からかお手伝いの家政婦が二人ほど出てきて「お帰りなさい、お嬢さん」 と言ってくれるはずだ。 もちろん今回もそうだろう。何の疑いも無く通常通りを決め込んでいた涼香の耳に聞こえてきたのは、通常通りではない声だった。「ぱっぱっぱぁっっ、ぷぅぅっっ」 甲高くご機嫌な声に涼香は思わず振り...全文を読む

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21・「懐刀に誓って」

恋桜~さくら~

2010.06.16 (Wed)

 「さくら、入りますよ」 お母様の声がした。 座机の前で、折り畳んだワンピースを手に考え事をしていた私は、ワンピースを机の上へ置き、身体を回して障子側を向く。「はい。お母様」 私の返事でお母様がお部屋へ入って来たのだけれど、私の目は、お母様が手に抱えている白い布地に引き寄せられた。 何か、細長い物を布で包んでいる。何だろう?「何となく、殺風景になったような気がするわね」 お母様はちょっと寂しそうに笑...全文を読む

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第10章・ 10 (戸惑いの愛撫)*R高

理想の恋愛 完璧な愛・第7部

2010.06.15 (Tue)

 「おわっ、いいなぁ、おい!」「羨ましいぞ! ニーチャン!」「早く全部脱がせて見せてくれよ!!」 下品な囃し立てる声が、遠巻きに起こった。 冷やかしの声と、口笛を吹く者、手を叩く者。 そんな声を浴びながら、二人は床の上に重なり合っていた。 体の力を抜いて床に横たわる美春は、まったくの無防備だ。両腕を須賀の肩から軽く回して、首の後ろで指を組み合わせている。 しかし、硬く閉じた目と唇が何処と無く痛々しく...全文を読む

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第10章・ 9 (抱かれる決意)

理想の恋愛 完璧な愛・第7部

2010.06.14 (Mon)

 「そうだな・・・、ついでに・・・」 秀一はチラッと部屋の隅へ目を走らせると、肩に抱え上げていたライフルを右手に持ち、その銃口を視線の先へ向けた。「わっっ!!」 部屋の片隅に溜まっていた男達が驚いて、銃口を避けるように散らばる。その結果そこに残ったのは、縮めた自分の身体を抱き締めながらガタガタ震えている女性だった。「あの女も、ここから出してやる」 その言葉に、美春は秀一へ目を向けた。「元々拾ってきた...全文を読む

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第10章・ 8 (更なる屈辱)

理想の恋愛 完璧な愛・第7部

2010.06.13 (Sun)

 「楽しくねーんだよ」 舌打ちをしながら、秀一はライフルを下ろした。 彼の目の前には、アメリカンキングサイズの白い半そでシャツを着た大きな身体が、うつ伏せに横たわっている。 ただその身体は動かない。・・・そして、白いシャツの背中は見る見るうちに赤く染まっていった。 それは、今迄美春に襲い掛かっていた男の巨漢。 男の身体の下には、まるで木材に潰されているかのように美春の身体が挟まっている。 美春に圧し...全文を読む

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20・「夢を見せて・・・」

恋桜~さくら~

2010.06.12 (Sat)

 「お嬢さん・・・」 控えめな桃子の声が部屋の外から聞こえた。「お食事ですよ? 起きていらっしゃいますか?」 夜だというのに部屋の電気が点いていない事をおかしく思ったのだろう。障子の向こう、廊下の明かりに照らされて、何とかこちらを覗けないかと伸び上がる桃子の影が見えた。 私は寝ている訳ではなかった。 さっきまで本を読んでいたのだけれど、そのうちに考え事をしてしまい、いつの間にか夕食の時間になっていた...全文を読む

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第10章・ 7 (思わぬ伏兵?)*R陵レ

理想の恋愛 完璧な愛・第7部

2010.06.12 (Sat)

 「まいったな・・・」 学はランクルの運転席を降りながら、心の声をそのままに呟いた。 周囲は、山間の緑豊かな光景。家もまばらだ。ここをもう少し走れば、問題の西洋館へ続く雑木林に入るのだが・・・。 本来なら郊外を抜ける為の舗装された道がある。しかしそれより近道をしようと、学はコース外の砂利道へ入っていたのだ。 学が乗っていたのは、ランドクルーザー。いつもならばこんな砂利道などにはビクともしない。 しか...全文を読む

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第10章・ 6 (屈辱のショータイム)*R陵レ

理想の恋愛 完璧な愛・第7部

2010.06.11 (Fri)

 「光野さん!!」 何も考えず、ただ無我夢中だった。 須賀は投げ飛ばされて痛む身体を押さえ、崩れそうな足を懸命に立てる。 目の前で好きな人が襲われているのだ。自分の事より先に「助けなきゃ!」 という気持ちが須賀の中に湧き立った! しかし、せっかくの彼の決断は、微力ながらも止めに入ろうとした須賀に気付いた男達に、アッサリと取り押さえられてしまった。「気負うなよニーチャン、一緒に見ようぜ」「アイツ薬でヤ...全文を読む

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第10章・ 5 (美春に迫る手)*R陵レ

理想の恋愛 完璧な愛・第7部

2010.06.10 (Thu)

 「ハマーが乗れない?」 学は整備士の話を聞いて、その表情に落胆の色を落とした。「紺野君が、いつも整備しておいてくれていると思ったが・・・」 葉山家お抱え整備士の紺野は車マニアだ。 世界RV車の最高峰といわれる、「ハマーH2」 それがこの葉山家に有ると知った時に狂喜し、それからは乗る予定が無くとも常に万全の整備をしてくれていた。 連休で彼は昨日から休みだが、当然万全になっているだろうと予想し、学は昔...全文を読む

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第10章・ 4 (須賀の受難)

理想の恋愛 完璧な愛・第7部

2010.06.09 (Wed)

 「てめぇかぁぁっ!!!」 耳を覆いたくなるような恐ろしい声だった。 獲物を目の前にした獣をも連想させるようなその声に、美春は一瞬身を引く! そんな雄叫びを上げながら須賀に掴みかかった堺は、いきなり須賀を殴り倒し、仰向けに転倒した彼の腹を何度も踏みつけた!「須賀さん!!」 飛び出そうとした美春の腕は再び掴まれ、振り解こうと必死に腕を動かすが、今度はその腕ごと後ろから体格の良い大男に抱きつくように押さ...全文を読む

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19・「涙の桜」

恋桜~さくら~

2010.06.08 (Tue)

 「サキ!」 一さんの声が背後で聞こえた。 振り返りたかった。 振り返って、一さんに抱き止めてもらいたかった。 でも、そんな事はしてはいけない。 私は、いつまでも〝サキ〟でいてはいけないんだ。 〝さくら〟に戻らなければならないんだ。 一さんに、好きになってもらえた〝サキ〟 一さんに、好きにはなってもらえないだろう〝さくら〟 それでも私は、あなたに優しくされた思い出があるから・・・。 だから、大丈夫。...全文を読む

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第10章・ 3 (西洋館、再び!)

理想の恋愛 完璧な愛・第7部

2010.06.08 (Tue)

 「や、め・・・、やめて・・よ・・・」 美春の声は震え、泣き声に変わっていた。 目の前の物を正視出来ない。しようと思っても、とてもではないが出来る物ではない。 部屋の片隅で、服を全て身体から引き剥がされた女性が、床に組み伏せられている。 下半身だけ半分裸になったような五人の男達が、そこに群がっていた。 美春はグッと目を閉じて顔を逸らす。助けたくても助けられないのだ。それは隣に立つ須賀も同じ。 二人を...全文を読む

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第10章・ 2 (電話の向こうの美春)

理想の恋愛 完璧な愛・第7部

2010.06.07 (Mon)

 『いやああっっ!!』 携帯電話から聞こえる、声帯の全てを使い切ったような大きな悲鳴! 『やめてぇっっ!! いやぁぁっ!!』 『ああっ、うるせーなっ!!』 悲鳴の中に混じって聞こえてくる、複数の男の笑い声と怒鳴り声。 電話からは、そんな声しか聞こえてこない。 学が期待した、可愛らしくキレイな声で呼びかける美春の声は聞こえてこないのだ。「美春?!」 学は慌てて専務室の中へ飛びこみドアを閉めると、携帯を...全文を読む

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第10章・ 1 (宝刀の采配)

理想の恋愛 完璧な愛・第7部

2010.06.06 (Sun)

 「秘書課の小林さんが?」 学は信じられない事を聞いたかのように、紗月姫の言葉を繰り返した。「・・・殺害された?」 社長室のデスクに置かれた三台のパソコンから目を離し、紗月姫は学を見上げる。「学さんが戻る、つい十分前に警察から連絡がありました。もちろん葉山関係ですから、秘密裏に、ですが・・・」 そう言ってから、デスクの横に立つ神藤を見上げる。話の続きは彼が請け負った。「繁華街の外れにあるファッション...全文を読む

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18・「大好き…」

恋桜~さくら~

2010.06.05 (Sat)

 「御神木、だったな・・・」 一さんが桜の樹を見上げた。 何処までも続く桜トンネル。その中でも一際大きな桜の樹。 この桜花村の〝御神木〟と呼ばれる、桜の樹。 一さんと、出会った場所。 桜の中に佇んでいた人。 その中で、私の心を一瞬で奪った人。 私は一さんの横に立ち、そして数歩前へ出て御神木を見上げた。 これは、私が大好きな桜の樹だ。 一さんの元へ連れて行かれたら、今度はいつ見る事が出来るか解からない...全文を読む

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