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【  2010年07月  】 

第14章・ 12 (デートの行く先)

理想の恋愛 完璧な愛・第7部

2010.07.31 (Sat)

 「学が悪いんだからねっ」 ちょっと拗ねた口調で、美春がワンピースの前ボタンを留めてゆく。 ちょうどシャツの袖を留めていた学は、ベッドを挟んだ向こう側で着替える美春へ歩み寄った。「何で? デートは行くって言ってるだろ? これから」「これから?」 美春は「見なさい」 と言わんばかりに、窓へ目を向ける。 陽はもう落ち掛け、薄暗くなりかかっている。つまり、朝早くに病院を出ようと思っていた二人は、事もあろう...全文を読む

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第14章・ 11 (オレンジタルトの幸せ)

理想の恋愛 完璧な愛・第7部

2010.07.30 (Fri)

 「じゃぁ、切りまーす」 一真が持ってきたのは、サイダーの大きなペットボトル、グラス二個。ケーキ皿二枚、フォーク二本。そしてケーキサーバーとケーキナイフ。 そのケーキナイフを手に取った晶香は、目の前で存在感たっぷりに鎮座するオレンジタルトに挑もうと意気揚々だ。 信に貰った〝お詫び〟のオレンジタルト。 買ってきてくれた店は、晶香が指定した店のものだ。 この洋菓子店は二年前二人が付き合いだす前、晶香の好...全文を読む

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第14章・ 10 (ロールケーキの幸せ)

理想の恋愛 完璧な愛・第7部

2010.07.29 (Thu)

 「そういえば、美春様には何のご用だったのですか?」 神藤にそう訊かれた瞬間、紗月姫は珍しくグッと喉を詰まらせた。「ん~、ん~っ」 顔を逸らして咳をするように喉を鳴らす。横に腰を下ろしていた神藤は、あまりに珍しい紗月姫の様子に目をぱちくりさせながら、彼女の背を叩いた。「大丈夫ですか? 何かおかしな事をお訊きしましたでしょうか?」 辻川家の温室にある藤棚は、季節的な事もあり満開だ。 とても美しい薄紫色...全文を読む

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Select.4(第5章≪密愛の天使≫・12 より)

Love Select

2010.07.29 (Thu)

 「離しません・・・」 貪りあう唇の端で、神藤は力強く囁く。 ソファに押し付け自由を奪った紗月姫の身体から、先ほど尊実に引き裂かれたワンピースを、下着ごと滑り落とした。「絶対に・・・離しません・・・」 紗月姫の前に膝をついて屈んだまま、神藤の唇は紗月姫の首筋から胸元へ、そして、まるで「触れて」 と囁きかけているピンク色の花びらのような頂の上へ、ゆっくりと下りていった。「んっ・・・ぁあ」 その頂を舌の...全文を読む

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第14章・ 9 (新しい想い)

理想の恋愛 完璧な愛・第7部

2010.07.28 (Wed)

 「そういえば、あの人はどうしたの?」  元々、しっとりと吸い付くような柔らかな美春の肌。  今はそれが、よりしっとりとしている。  体温が上がり、少々汗ばんでしまったせいだろう。  そんな、汗ばんでしっとりした美春の肌も、もちろん学は好きだ。  特に今のように、学の上で絶頂を迎え、そのまま学の上に身体を崩して覆いかぶさっている時など、しっとりと溶けてしまいそうな肌の感触が気持ちよくて、このまま美春が本...全文を読む

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第14章・ 8 (またずっと傍に居て)*R18

理想の恋愛 完璧な愛・第7部

2010.07.27 (Tue)

 「ど・・・どうしたの? 涼ちゃん」 信は突然の事に驚き焦った。 事務所の自室。いつもの簡易ベッドの上で身体を重ね、涼香の中で暴れる信を感じて、今まで悦びの声を上げていた彼女。 そんな彼女を見るのがとても嬉しくて、感じてくれている涼香を見ていると自分もこの上もないほどに感じてしまい、信は夢中になって涼香を抱いていた。 その途中で、涼香が突然泣き出したのだ。 大きな黒目から、涙をぽろぽろ零して。 信は...全文を読む

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第14章・ 7 (慰めて愛して)*R18

理想の恋愛 完璧な愛・第7部

2010.07.26 (Mon)

 「オレンジタルト、ワンホール! ゲットぉーっ」 楽しげな口調で白い洋菓子店の箱を上へ掲げながら晶香が玄関へ出てくると、その姿を見て一真はクスクスと笑った。 とはいえ、別に、その姿がおかしいとか、髪形がおかしいとか、そういう訳ではない。 晶香があまりにも無邪気で可愛らしかったのだ。「どーして笑うのぉ? 一真君っ」 不満げに一真を見上げる目は、それでもとてもキラキラして綺麗だ。 よっぽど嬉しいのか、彼...全文を読む

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第14章・ 6 (甘いふたり)*R高

理想の恋愛 完璧な愛・第7部

2010.07.25 (Sun)

 「ねぇ、今日さ、デートするって言ってなかった? 連休四日目」 背中に当たる、沈みそうで沈まないベッドのスプリングが気持ち良い。 そのスプリングが「気持ちよい」 と感じてしまう重さで圧し掛かってきている学の重さが、また気持ちイイ。「ん? するよ?」 カットソーの中に潜り込んできた学の手が、さっきからじんわりと両乳房を揉みしだいている。まるで手の平全体で堪能しようとしているかのようだ。・・・そのじんわ...全文を読む

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Select.3(第5章≪密愛の天使≫・8 より)

Love Select

2010.07.25 (Sun)

 「はっ、ぅぅんっ・・」 ポロン・・・。 細い高音が、紗月姫の足元から零れる。「んっ、んっ、だめ、よぉ・・・」 ポ、ポンッ・・・。 ちょっとびっくりしたように震えた足が、そのままの気持ちを表すように鍵盤を叩く。「あっ・・・、しんどぅ・・駄目、よぉ・・・。ぁあっ、んっ・・・」 大きな吐息と共に吐き出される声には、耐え難い羞恥と襲い来る未知の快感、両方が入り混じっていた。 紗月姫が今座らされているのは、...全文を読む

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第14章・ 5 (騙せない愛しい人)

理想の恋愛 完璧な愛・第7部

2010.07.24 (Sat)

 「こってり、やられちゃったわね?」 さくらが苦笑する。 病室とは思えない大きな部屋のソファで「ぅんっ」 と伸びをして、もう一度ベッドに上半身を起こしウンザリとした表情を作る一に目を向けた。「一さんが素直に謝るとは思わなかった」 それでは私が、よっぽどの強情っぱりか我侭な人間に聞こえるではないか。 一はそう思うが、それほどの大怪我ではなかったとはいえ、弾傷を受けて入院したはずの人間が病院を抜け出した...全文を読む

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第14章・ 4 (甘い予感)

理想の恋愛 完璧な愛・第7部

2010.07.23 (Fri)

 「これって、どうやって食べるのかしら・・・」 病院から戻る途中の車の中で、信に貰ったコンビニ袋を覗き込み、紗月姫は首を傾げる。 中には、クリームたっぷりのロールケーキが二つ。 個包装になっていて、ご丁寧に一袋ごとプラスチックのスプーンらしき物がついている。 「有難う」 と貰ったのはいいが、紗月姫は食べ方が解からない。見るのも初めてだ。 ロールケーキという物は、本体の数倍も大きな皿の中央に乗って、そ...全文を読む

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第14章・ 3 (エントランスの朝・2)

理想の恋愛 完璧な愛・第7部

2010.07.22 (Thu)

 「良い天気だナァ・・・」 エントランスの正面はガラス張り。天気が良い日などは陽の光が差し込んでとても気持ちが良い。 連休四日目の朝、連休中はずっとシフトを入れていた葉山製薬本社ビル警備員の柳原は、いつも通り受付嬢が居ない受付の横に立ち、休日出勤の社員達に挨拶をしながら、ガラス窓から差し込む太陽の光に目を細めた。 そういえばここの受付、って、天気が良い日に眠くなったりしないのかな・・・。などと、余計...全文を読む

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Select.2(第5章≪密愛の天使≫・5 より)

Love Select

2010.07.22 (Thu)

 「神・・藤・・・」 いつの間に紗月姫は、こんなにか細く艶のある声を出せるようになっていたのだろう。 パーティーが終わった夜、紗月姫の部屋で激しい口付けを交わしながら、神藤は考える。 普段の紗月姫の声は、透き通るような穏やかな美声だ。 その声は時によって厳しくなり、神藤の前でだけ拗ねて駄々っ子のようになったりもしていた。 しかし・・・。「あぁ・・・ハァ・・」 口付けの途中で漏れる声や吐息は、今まで聞...全文を読む

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第14章・ 2 (お嬢様にお願い・2)

理想の恋愛 完璧な愛・第7部

2010.07.21 (Wed)

 「あっ、いいよ、葉山っ。オレ、出すって」 コンビニのレジで代金を支払おうとしていた学は、財布を出そうとする手を、追加商品を二つ抱えた信に止められた。「いいのか? 司法修習生、給料安いだろ?」「ああ。大企業の専務様に比べりゃ、な」 学のからかい口調に嫌味で返し、信は一歩引いた学の代わりにレジの前へ立つと、追加で持ってきたコンビに限定スイーツのクリームロールケーキを二つ、先に選んだ新発売のプレミアムモ...全文を読む

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第14章・ 1 (ガールズトーク・2)

理想の恋愛 完璧な愛・第7部

2010.07.20 (Tue)

 「美春が入院してるなんて、知らなかったわ」  病室に備え付けの急須でお茶を注ぎながら、涼香は申し訳なさそうに言った。 「信ちゃんってば教えてくれないんだから。教えてくれれば昨日のうちにお見舞いに来たのに」 「入院ったって大した物じゃないのよ。大体、今日退院するんだし」  美春は照れくさそうに腰掛けていたベッドから下りて、涼香がお茶を淹れてくれているソファ前のテーブルへ近付く。 「本当は朝すぐに出ようと...全文を読む

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第13章・ 10 (悲劇の終幕)

理想の恋愛 完璧な愛・第7部

2010.07.18 (Sun)

 「病院に・・・」 秀一が望みを口にしないうちに、美春が思いついたように呟いた。「すぐに病院へ連れて行かなきゃ・・・。こんな、大怪我しているんだから・・・」 部屋へ踏み込み、まだ離れて立つ紗月姫へ目を向ける。彼女はヘリで来ている。ヘリで搬送すれば病院へ着くのも早いだろう。 しかし紗月姫は美春を見ず、今にも呼吸が止まってしまいそうな秀一を見ながら言ったのだ。「病院に行きたいのかどうか、決めるのは、霧島...全文を読む

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第13章・ 9 (天使の審判)

理想の恋愛 完璧な愛・第7部

2010.07.17 (Sat)

 「二十三時五十五分よ・・・」 時間を訊いてきた秀一に、さくらは腕時計を見ながら答えた。「それが、どうかしたの?」 さくらは解からないようだが、美春は「時間」 でハッと気付いた。 「賭け」 だ! 秀一は紗月姫と「賭け」 をしている。今日中まで誰にも捕まらなければ、「賭け」 は秀一の勝ちなのだ。 さっき学を気にしたのも、確実に自分を捕まえられる存在だからだろう。 しかし、今この状態での「賭け」 など、...全文を読む

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Select.1(第4章≪自虐の天使≫・12 より)

Love Select

2010.07.17 (Sat)

 「あなたが、好き・・・」 その言葉が出た瞬間、藤の花が騒いだ! そして周囲の木々も、その言葉を止めようとするかのように、これ以上の言葉を出させまいとするかのように、大きく大きくざわめいたのだ!「私も、お嬢様が好きです・・・」 しかし、木々達の活躍は何の役にも立たない。 最早、二人を止められるものは無いのだ。 通わせ合おうと動いてしまった心。 重なり合おうと意識してしまった気持ちは、もう、誰にも止め...全文を読む

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第13章・ 8 (理想の人)

理想の恋愛 完璧な愛・第7部

2010.07.16 (Fri)

 「うぁぁ・・・っっ・・、アアうぅ・・・」  野良犬の方がまだ可愛い声を出すのでは無いだろうか?  オマケに四肢をだらしなく広げ地べたを這いずる様は、まるで蜘蛛のようだ。 「シンダぁ・・・シンダゾぉ・・・」  肩を揺らし短い笑い声らしき物を上げて這いずって行くのは、学にライフルを弾き飛ばされ、そのショックで腰が抜け、まったく立ち上がれなくなっている堺だ。 「コロシテやった、ゾぉ・・・」  細く詰まった声帯...全文を読む

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第13章・ 7 (さくらの意思)

理想の恋愛 完璧な愛・第7部

2010.07.15 (Thu)

 「秀一君に、会いに行こうと思うの」 学は手に持っていたコーヒーの缶を、あわや落としそうになった。 時間も時間だ。 床に コーヒーなどをぶちまけてしまっては「床が汚れた」 と人を呼んで拭いて貰うのも気が引けるではないか。 と、すると自分で拭くしかない。 このフロアの掃除用具って、何処にあるんだろう・・・。 別にまだ落とした訳ではないのだが、学はそこまで考えた。 霧島秀一に会いに行こうと思う。 さくら...全文を読む

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第13章・ 6 (狂人の逆襲)

理想の恋愛 完璧な愛・第7部

2010.07.14 (Wed)

 「ヒャアぁハぁハハハハーーーアアアーーー!!!」 獣のような声だった。 本当にそれが人間の声なのか、考えても解かりかねるほどの甲高い咆哮。 その声は、その場一杯に響き渡ったのだ。「ザマあミロぉっっ!!! シンジマエぇぇぇぇっ!!!」 甲高いその声は、どう聞いても正常な思考の元に発せられた声ではない。 しかし、実際にそんな声を発しているのは人間だ。 いや、もしかしたら〝人間であったモノ〟に成り下がっ...全文を読む

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第13章・ 5 (憧れの女性)

理想の恋愛 完璧な愛・第7部

2010.07.13 (Tue)

 「何のつもり・・・?」 振り向いたまま、秀一はさくらを見詰めた。 目の前のさくらが手に持つのは、ワルサーPPK。さくらに対して夜這い紛いの行為に出た時、危険を察して病院から戻って来た一が秀一に向けた、一の護身用拳銃だ。「旦那の拳銃なんて持ち出して。似合わないよ」 秀一の頭に銃口を突きつけたまま、さくらは動かない。声も発しない。「さくらさんに・・・撃てる筈なんか無いだろう? そんなもの」 さくらに拳...全文を読む

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第13章・ 4 (賭けの夜)

理想の恋愛 完璧な愛・第7部

2010.07.12 (Mon)

 「霧島秀一を捜しに行くんでしょ? のんびりしてていいの?」 美春は目を覚ましてからこればかりだ。 目覚ましが無くとも、意外に規則正しい起床をする美春が朝の九時になっても目を覚まさない。 妊婦でもあるまいし、昨日からこんなに長く寝ているなんて何かおかしい! 学は担当医に詰め寄ったのだ。「何か異常が出たのではないか!」 と。 そんな心配で心配で堪らない学の思いをよそに、その一時間後に目を覚ました美春。...全文を読む

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第13章・ 3 (前夜の思惑)

理想の恋愛 完璧な愛・第7部

2010.07.11 (Sun)

 「可哀想に。美春ちゃん」 大きなベッドに横たわる美春を覗き込みながら、さくらは彼女の髪を撫でた。 美春の綺麗な栗色の髪。柔らかい、ふわりとしたクセ毛で、陽の光の中で風に吹かれるとキラキラと輝き、優しく風になびく。  美春が小さな頃から、さくらはそんな姿を見るのが大好きだった。 自分の髪が真っ黒なストレートであることから、無い物ねだりの憧れで、余計にそう思ってしまっていたのかもしれない。 一方美春は...全文を読む

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第13章・ 2 (動き出す気配)

理想の恋愛 完璧な愛・第7部

2010.07.10 (Sat)

 「美春さん!!」 ・・・何? 紗月姫ちゃん?「美春!!」 ・・・ん? 学?「美春様?!」 ・・・え? 神藤さん? どうしたの? 皆で一斉に私なんか呼んで。・ ・・ああ、身体がフワフワする.。 学に会えてホッとしたせいかな? 学、無事でよかったなぁ。 今日は疲れたなぁ。どうせホテルなんだし、ここでシャワー浴びて寝ちゃおうかな? ん~~、ダメダメっ。そんな事学に言ったら、大人しく寝かせてくれるはずが無い...全文を読む

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第13章・ 1 (賭けが始まる)

理想の恋愛 完璧な愛・第7部

2010.07.09 (Fri)

 「お前がくれた二発。なかなか痛かったぜ・・・」 秀一の額に銃をつけたまま学がニヤリッと笑うと、最初驚いた顔をしていた秀一は鼻でフンッと笑った。「ホラー映画みたいだな。血まみれで凄まれると、薄気味悪いぜ」 秀一が言う通り、学の身体は血糊で真っ赤、いや、赤黒く変色した色が広がり、B級ホラー映画の死体のようだ。 傍目で見ると、血まみれの人間が銃を持っているように見えるのだから。「生きてやがったか。やっぱ...全文を読む

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最終話・「いつまでも」

恋桜~さくら~

2010.07.07 (Wed)

 「二回目・・・」 触れていた一さんの唇が離れると、何と無く照れくさくて、私はわざと口に出す。 当然一さんは、何の事か訊いて来た。「何が? 二回目、なのだ?」「一さんに、ここ、で、触れてもらうのが・・・二回目・・・」 私は人差し指を使い、目の前で屈み私を覗き込む一さんの唇を、チョンッと指先でつつく。 「キス」 っていう言葉が、何と無く恥ずかしくて、口から出せないんだもの・・・。「じゃぁ、三回目だ・・...全文を読む

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第12章・ 10 (天使との賭け)

理想の恋愛 完璧な愛・第7部

2010.07.07 (Wed)

 「何だよ、そりゃ・・・。訳わかんねーよ・・・」 秀一は顔をしかめた。 いきなり現れた紗月姫に、いきなり「賭けをしよう」 などと言われては、訝しく思うのは当たり前だろう。 しかし紗月姫に対してその口の利き方が気に喰わなかったのか、腕を掴んでいた神藤がグイッと秀一の腕を後ろで捻り上げた!「つっっってぇぇぇっっ!! 放せテメェッ!! ったくっ、ホントに嫌な男だぜ!!」 痛みを与えられても口の減らない秀一...全文を読む

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第12章・ 9 (救出の〝風〟)

理想の恋愛 完璧な愛・第7部

2010.07.06 (Tue)

 「!」 声を出す間もなかった。 ソファの上で美春を押さえつけていた秀一は、今正に、最後の本懐を遂げようとしていたのだ。 美春を自分の物にして、秀人が出来なかった事を全て自分がやる。 その事で、自分の優位性は証明される。 恵まれた弟より、虐げられた自分が勝っていると。 秀一が一番だと言ってくれた母の思いを、現実の物としてやる事が出来るのだ。 しかし、壊れそうなくらい大きな音でドアが開いた次の瞬間、秀...全文を読む

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第12章・ 8 (憎しみの中の愛情)

理想の恋愛 完璧な愛・第7部

2010.07.05 (Mon)

 「お母さん・・・?」 美春は驚きに目を見開いた。 秀一が美春を身代わりに立てて抱こうとしている女の存在は、てっきり昔の恋人か何かだと思ったのに、秀一は「母親だ」 と言い放った。まさかそんな答えが返ってくるとは思いもよらなかったのだ。「あなた・・・、まさか、自分の母親と・・・」 話の内容からすれば、秀一は自分の母親と関係していた事になる。 その事実に驚く美春に、秀一は猫なで声で迫った。「なぁ、美春ぅ...全文を読む

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