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【  2011年03月  】 

第13章・ 10 (魔女の呪文)

理想の恋愛 完璧な愛・第9部

2011.03.30 (Wed)

 「つまらないのはどういった件ですか? 専務が訴えを取り下げた件ですか?」 信が紗月姫に訊ねると、彼女は険しい表情のままつかつかと二人の元へ近付いた。そして、一体どうしたのかと心配そうな顔をする彼女の腕を引っ張ったのだ。「だってっ。学さんばっかり美春さんに頼られて。私だって美春さんにお会いしたくて頑張ったのにぃっっ」「さっ、紗月姫ちゃん??」「私が『美春さんにお会いしたいから』 っていう理由を付けなけ...全文を読む

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番外編・「桜舞う君へ・・・」 4

恋桜~さくら~・2

2011.03.29 (Tue)

 「だいたい、さくらさんはまだ十四歳ですよ……。なにの……、そんな……、幼い子供に二十四歳にもなった大人が……、それも、お兄様の様な格式のある方が……。りっ、理由は知りませんが、一体何をなさっているのですかっっ……」 頬を染めて顔を逸らしたまま口にする椿のお小言は、羞恥心が気持ちの第一位を占めているらしい。まったくもって迫力がない。 私は椿が可哀想になった。 元々椿はこういった性的な事柄を易々しく口から出せるよ...全文を読む

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第13章・ 9 (“助けて”のお願い)

理想の恋愛 完璧な愛・第9部

2011.03.29 (Tue)

 「では、高城氏の教唆(きょうさ)役であったと、捉えてよろしいですね?」 あまりにも冷静な信の声に、美春はもう我慢が出来なかった。「田島君、もうやめてよ!高城さんはしょうがないのかもしれないけれど、どうしてちはやさんまで! ……それも、教唆だなんて……」「美春さん!」 美春の抗議を、信はちはやを見たまま一喝する。「……これが、オレの“仕事”なんです」 美春は言葉を失った。そんな美春の肩を学は黙って抱き寄せる...全文を読む

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第13章・ 8 (共に負う罪)

理想の恋愛 完璧な愛・第9部

2011.03.28 (Mon)

 「やめて田島君っ」 高城を訴える権利をちはやも持っている。そう言われた瞬間ちはやの身体が震え、それを見た美春は慌てて信を制止した。「ちはやさんは十年間も高城さんと居たのよ。決して無理矢理では無いわ。暴力を振るわれるような事も無く大切にされていたの。なのにどうしてそんな権利があるなんて言うの?」 美春に少々きつい口調で言い返され、信は苦笑いを漏らす。流石の彼も美春に言い返されるのは辛いらしい。 そん...全文を読む

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番外編・「桜舞う君へ・・・」 3

恋桜~さくら~・2

2011.03.28 (Mon)

 「さくらさんが、悩んでいらっしゃいました……」「どうした?! 何かあったのか!」 さくらに何かあったと聞いては黙っては居られない。私はあまりにも気になってデスクに両手を着き、向かい側で同じく身を乗り出している椿へ身を乗り出した。 目の前にメインで見えるのは、非の打ち所のない妹。彼女を捉えた視界の隅にソワソワ慌てる柵矢さんの姿が映る。私が大きな声を上げたので慌てているのだろう。ついでに椿と顔を突き合わせ...全文を読む

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番外編・「桜舞う君へ・・・」 2

恋桜~さくら~・2

2011.03.27 (Sun)

 「おにいさまあああああっっっ!!!!」 物凄い声だった。 私が「物凄い」 と言うのだから、本当にそれは物凄かったのだ。 二十年間この妹と一緒に居るが、こんな妹は初めて見る。 恐らくこの先、こんなすごい叫び声を上げる事は彼女自身無いだろうと推測されるくらい。 それほどに、凄い声だった。 この声を、今この椿目当てで我が家に足繁く通って来ている“彼”が聞いたらどう思うだろう。恐ろしがって逃げてしまうか……、呆れ...全文を読む

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第13章・ 7 (訴える権利)

理想の恋愛 完璧な愛・第9部

2011.03.27 (Sun)

 「訴える……?」 疑問を呟き目を瞠ったのは、高城では無くちはやだった。 高城は驚きの表情を見せつつも、紗月姫の顔を見上げている。紗月姫は口元だけに笑みを保ち言葉を続けた。「貴方が今回手を煩わせた相手は誰かお解かりですか? 葉山グループの跡取りですよ? そして私の、大切なたった一人の従兄です。この“辻川”の親族です」 高城は乾いた唾を飲み込む。辻川と葉山が親戚同士であるのは政財界やビジネス界でも有名な話...全文を読む

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番外編・「桜舞う君へ・・・」 1

恋桜~さくら~・2

2011.03.26 (Sat)

 「眠ったのか?」 ついさっきまで色々と話をしていたのだが、私がさくらの素肌に肩まで上掛けをかけてやっていたほんの数秒の間に、ふと気が付けば小さな寝息が私の胸をくすぐっていた。 薄いオレンジ色の灯りだけが落ちるホテルの部屋。 ここで、さくらを抱くのは二度目だった。「……初めてみたいだった……」 ずっと身体を固めていたさくら。「初めてみたいだった」 というのは、彼女の事じゃない。 ……自分の事だ。 まるで初...全文を読む

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第13章・6 (変わり始める彼女)

理想の恋愛 完璧な愛・第9部

2011.03.26 (Sat)

 「でも良かったわ。一ヶ月くらいの入院で良いなんて」 美春は嬉しそうに言いながら、ベッドの上で上半身を起こすちはやの両手を取った。「取り敢えず一安心ね。ちはやさん」「ありがとう……。美春さん……」 ちょっと恥ずかしそうに、でも嬉しそうに、ちはやは美春を見上げる。あの“塔”に居た時より、ずっと顔色も良く表情も明るい様だ。 昨夜病院に来てから、薬物常用者という事でちはやはすぐに診察と各種検査を受け、休んだのは...全文を読む

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第13章・ 5 (過保護な彼等)

理想の恋愛 完璧な愛・第9部

2011.03.25 (Fri)

 「学、仕事は良いの?」 病室で一緒に朝食を取り、しばらくして診察の為に呼ばれたが、学は一向に病室を出る様子は無く、それどころか診察も着いて来る様子。 どうしても「仕事は?」 と、気になった美春は当然のごとく彼に訊ねた。 すると学は美春の肩に手を回しポンポンっと叩いて、同じく当然の様に言ったのだ。「美春が心配だから着いて行く」「だっ、大丈夫よ? 別に重病な訳じゃないし、怪我をしている訳でもないし、一...全文を読む

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第13章・ 4 (恋しかった人)

理想の恋愛 完璧な愛・第9部

2011.03.24 (Thu)

 「ちょっ! ばかっ!」 感心してしまうくらいスルリとワンピースを脱がされてしまった美春は、今更ではあるが腕を交互に重ね胸を隠して、身体を捻り学の視線から逃げる。 散々見せているのだから今更……と、言うなかれ。不意に肌を晒された際に女性が取る条件反射的なものだ。「隠すなっ。ひん剥きたくなるっ」 珍しい変わった行動を取られると、つい美春に対してのみ萌えてしまうのは学の条件反射。 本当にひん剥かれるかと思...全文を読む

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●『誘惑天使』・④(444444&456789連番リクエスト)

迷宮の天使・企画SS集

2011.03.24 (Thu)

 「ダ……メ……ダメよ……、あきら、もぅ……っ」 最初から激しく攻め立てられ、紗月姫はもう限界だった。 高く上げた腰を支える膝さえガクガクと震え出し、その体勢を保つのもままならなくなってきたのだ。 そんな紗月姫のショーツに隠されたままの双丘をつるりと撫で、煌は奥まで入り込んだ自分自身を更に腰を捻り突き立てる。「あっ! やぁぁっ! ァァッ……」「“紗月姫”が、“早くキて”って……言ってる……」「やぁぁ……煌っ、やめ……」「...全文を読む

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●『誘惑天使』・③(444444&456789連番リクエスト)

迷宮の天使・企画SS集

2011.03.23 (Wed)

 「あっ……!」 思わず紗月姫の口から戸惑いの叫びが上がった。 胸に当てさせていた神藤の右手が、いきなり彼女の乳房をグッと鷲掴んだのだ。「い……たっ……、しんど……」 その力があまりにも強くて、紗月姫は唇を離し、乳房を掴む彼の手を両手で掴んだ。 暴挙を働くその腕が、そのまま紗月姫を引き寄せ後ろから抱き込む。「しっ……、しんど……ぅ」 戸惑う紗月姫が肩越しに神藤を見上げるが、今度は彼の左手が、引き寄せられた事で膝...全文を読む

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第13章・ 3 (何するの?)

理想の恋愛 完璧な愛・第9部

2011.03.23 (Wed)

 「まいったねぇ……」 櫻井の口元に苦笑いが漏れる。 浮かべた笑みは苦笑いだが、彼の心はどこか胸躍る楽しい物だった。「会長と……同じ事を言ってくれる」 学との通話を終え、携帯を持ったままそれを目の前にかざし、彼は学の台詞を思い出す。 ――私がそう思ったのだから、間違いはありません。 櫻井が尊敬する葉山グループ会長である学の父も同じ事を言うのだ。「私が言うのだから間違いはない」 と。そして、確かにそれを違え...全文を読む

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第13章・ 2 (眠る君に…)

理想の恋愛 完璧な愛・第9部

2011.03.22 (Tue)

 「専務、大丈夫だったかな……」 キーを叩く手を止めて、ちょっと視線を上へあげる。その視界にモニターに表示される『all clear』の文字を捉え、須賀は安どの笑みを漏らした。 セキュリティデーターのハッキング中、いきなり携帯に学から連絡が入ったのは、ほんの数分前の話だ。 緊急で櫻井を五十五階へあげるから、すぐに準備をしてくれと言われたのだ。 焦ったが今やったばかりの作業だ。それは意外と迅速に進んだ。解読済み...全文を読む

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●『誘惑天使』・②(444444&456789連番リクエスト)

迷宮の天使・企画SS集

2011.03.22 (Tue)

 「ゆっ、誘惑……って……」 神藤の言葉に紗月姫の頬が染まる。 “誘惑”などという言葉、何とも妖しげで淫靡な雰囲気ではないか。「私……が?」 それはつまり、女である紗月姫から「誘え」という意味だ。“お世話役”として仕事中は、“紗月姫を感じる”という気持ちをセーブしている神藤を、“その気”にさせてみろ。という事だろう。「お嬢様は『悔しい』とおっしゃいましたので。ならば、その悔しさを晴らす機会を設けようと考えますが。...全文を読む

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●『誘惑天使』・①(444444&456789・連番リクエスト)

迷宮の天使・企画SS集

2011.03.21 (Mon)

 「神藤は、私の言う事は『絶対』 だったわよね?」 今更確認するまでもないだろう。 十八年間、紗月姫(さつき)にお世話役として仕えていた彼は、紗月姫が『全て』 であり、自分の『世界』 だ。 彼女の言葉に忠実に従い、彼女の全てを守る事が、彼の使命だったのだから。 彼女を守り続ける事。それはずっと変わらない。 婚約者となった今でも。 そして、結婚してからも。「でも、結婚したら、それって変わるのでしょう?...全文を読む

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第13章・ 1 (一番凄い人)

理想の恋愛 完璧な愛・第9部

2011.03.21 (Mon)

  『お疲れ様でした。専務』 応答の言葉より先に返って来たのは、いつも通りに規律正しい櫻井の挨拶。 ただ少々息が乱れた感じを受けるのは、まだ体に疲れが残っている事を表している。 ……無理させたかな? 自分で指示をしておきながら学は櫻井に同情するが、学の裏をかきながら着々と仕事を進めるような策士を、ここまで疲労困憊させる事が出来たかと思うと、逆に「してやったり」 という意地悪な気持ちも生まれた。「有難う...全文を読む

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前書き・ご注意と作品紹介

迷宮の天使・企画SS集

2011.03.21 (Mon)

  *前書き・ご注意*  こちらは、【キリ番リクエスト】 や 【突発SS】 などを掲載していく場所となっております。  連載とは一味違ったものでお楽しみ頂ければと思います。  各作品は、【R-18】 【R指定無し】 など様々です。  指定が有る場合は、作品紹介タイトルの後ろに表示しておりますので、閲覧の際のご参考にして下さい。  ☆★ 作品紹介 ☆★  ●『誘惑天使』 (444444&456789連番リクエスト)(神藤&紗...全文を読む

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第12章・ 10 (間一髪の伏兵)

理想の恋愛 完璧な愛・第9部

2011.03.20 (Sun)

 「ちはや……」 身体がずって落下する感覚が身体に訪れた。 ああ、自分は落ちるのだ。これで全てが終わるのだ。そう思った時に口から出たのは彼女の名前。 そして思い浮かんだのは彼女と過ごした日々。 彼女を手元に置き、溺愛しつくしたこの十年。 我欲で閉じ込め続けた。ラプンツェル……。「ごめん……」 彼の視界にぼんやりとヘリが映り込む。「和貴さん!」 景色が線を引くように流れ、ちはやの声がハッキリと聞こえた。その...全文を読む

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第12章・ 9 (“王子の末路”)

理想の恋愛 完璧な愛・第9部

2011.03.19 (Sat)

 「大丈夫か? 美春」 ちはやが加わった事でぶら下がる重さが増す。学は片手で掴んだ梯子をより強く掴み、引っかけている足をより強く踏ん張った。「大丈夫よ。チシャ……ちはやさん、軽いもん。それより学は……?」 学は美春の腰に回した腕一本で二人を支えているようなものだ。一応美春も梯子に足をかけてはいるが、ほとんどの重さは学にかかっているだろう。「大丈夫。美春が妊婦になって重くなった時の予行練習だと思えばいいさ...全文を読む

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第12章・ 8 (ラプンツェルの決断)

理想の恋愛 完璧な愛・第9部

2011.03.18 (Fri)

 「ちはや……」 そう呼ばれるのは何年振りだろう。 恐らく十年。彼女はその名前を失っていた。 高城の元に来て、彼女はすぐに違う名前を貰ったのだ。「チシャ」 と。それからはずっと、そう呼ばれていた。 そして彼女も、高城が付けてくれた名前だと思うと特別不満も無くそれを受け入れ、やがて『高城と一緒に居る日常』 から本名を消してしまった。 その名前を、十年ぶりに呼ばれたのだ。 それも高城の口から。「泣くんじゃ...全文を読む

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第12章・ 7 (天使との対立)

理想の恋愛 完璧な愛・第9部

2011.03.17 (Thu)

 「ヘリを戻して……! 二人を助けなくちゃ……!」 確かに高城は罪を冒したし、チシャもあえて囚われの身になるような愚かしい行為をしていた。 しかしだからといって、今命の危機に晒されている二人を放っておく訳にはいかないだろう。 監禁とも呼べる状況の中で互いの想いを育み、やっとその想いを伝えあう事が出来た二人なのだ。 例えチシャが塔を下りようとしないのだとしても、その命を消させるような真似をしてはいけない。...全文を読む

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『恋桜~さくら~・2』 後書き

恋桜~さくら~・2

2011.03.17 (Thu)

  こんにちは。玉紀 直です。 『恋桜~さくら~・2』 今回を持って本編終了となります。 女性ならば誰でも、好きな人が自分に触れようとしない、という事があれば不安を感じるのではないかと思うのです。 それは、例え思春期と呼ばれる少女でも同じではないだろうか。 そんなところから出来ていったお話でした。 十四歳という年齢から、さくらちゃんはちょっと「マセ過ぎでは?」 と思われる部分もあるかと思いますが、徐...全文を読む

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桜/43・最終話*「永遠の桜」

恋桜~さくら~・2

2011.03.17 (Thu)

 「は……一さん、家は製薬会社なのよっ……」 私は驚いて上半身を上げ、一さんを見た。 だって、このホテルを買い取ろうか……って、それは何の話? 個人的に、って事ではないわよね? お金持ちなのは解かっているけれど、こんな巨大リゾートホテルを個人で買えるほどでは無いでしょうっっ! じゃぁ、会社で? でも、どうして製薬会社でリゾートホテル?「製薬会社がホテル系列を傘下にしてはいけないという決まりはないぞ。リゾー...全文を読む

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第12章・ 6 (哀しみと誤解の真実)

理想の恋愛 完璧な愛・第9部

2011.03.16 (Wed)

 「チシャは……あなたがつけた名前よ……」 高城は我が目を疑った。 今この五十五階から落ちそうになっている自分に手をかけているのはチシャだ。 自分が十年間手元に置き、溺愛し続けたチシャなのだ。 高城だけを信じ、高城だけを頼り、彼に愛でられる事を何よりも幸せと感じていたはずの彼女。 高城を愛し、自分も愛されている事を告げられて、今まさにその幸せの絶頂に居るはずではないのか。 その彼女が、転落の危険に晒され...全文を読む

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桜/42*「シアワセなキモチ」

恋桜~さくら~・2

2011.03.16 (Wed)

 「大丈夫か? 本当に辛くはないか?」 五分に一回くらいは訊いているのではないかしら。 そろそろちょっと一言怒った方が良いかしら。「辛かったらすぐに眠っても良いのだぞ」 あ、ちょっと違う事言った。 思わず私の頬が緩んでしまう。それを見下ろして、一さんは不思議そうに訊いてきた。「何を笑っているのだ?」「だって一さん、さっきから同じ事ばかり訊いてくるんだもの」「馬鹿者っ。心配だから訊いているのだろう」 ...全文を読む

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第12章・ 5 (心の変化)

理想の恋愛 完璧な愛・第9部

2011.03.15 (Tue)

 「チシャは下ろさない! チシャは僕のものだ!」 高城の叫び声を、チシャはその腕で聞いていた。 チシャを塔からは下ろさない。今までと同じくここで、自分の腕の中に置いておくのだと、ずっと彼の傍に居られるという確約的な言葉を得たというのに。 彼女の心に喜びは湧かなかった。 ――あなたの、本当の名前は何?! 美春の言葉がいつまでも胸に突き刺さる。美春の言葉を聞かせまいとするように高城から抱き締められたが、チシ...全文を読む

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●『リトル・ホワイトデー』 ④ (2011ホワイトデーSS)

理想の恋愛・企画SS集

2011.03.14 (Mon)

 「僕、一緒に謝ってあげるからね」 窓が開いて飛びついて来た美春に、その頭を撫でながら最初に学が言ったのはその言葉だった。 窓が開いていたとなれば、美春が椅子に上って開けたのだと両親は気付くだろう。言いつけを守らなかったと、美春が叱られてしまう。学はそう考えたのだ。「うーうん、だいじょうぶだよ。みはる、ちゃんとお母さんに言うから。みはるがあけたんだよ? まなぶはわるくないんだよ?」 美春は学に抱き付...全文を読む

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桜/41*「離さないで…」 R15

恋桜~さくら~・2

2011.03.14 (Mon)

 「あ……、みな、いでぇ……」 耐えられなくて、私は一さんから顔を逸らした。 だって一さん、ずっと私の顔を見ているんだもの。 何処かに目を逸らす事も無くずっと私の顔を見ているから、恥ずかしくて堪らなくなって自分から顔ごと視線を逸らしてしまったの……。「ああ……、やぁっ……」 それでも、逸らしたって横を向く事くらいしか出来ない。私の顔を見てやろうって思って見ている一さんには、横顔でも私の顔はハッキリ見えている。...全文を読む

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Author:玉紀 直
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