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【  2011年10月  】 

第7章・(愛の共同作業)・29

理想の恋愛 完璧な愛・第10部

2011.10.31 (Mon)

 「じゃぁ、相談もしないで帰ったの?」 目の前に置かれたフードパックの中には、大振りのお稲荷さんが並んでいる。 その中から一つ手に取り、食いつく前に訊きたい事を口にしてから、信は心おきなくお稲荷さんにかぶりついた。 何と言ってもこの手作りお稲荷さん、通常サイズの二倍大だ。一度口に入れ始めると、しばらく言葉を発する事が出来ない。 口の中に食べ物が入っている時に話をするものではない。幼い頃にそれを教えて...全文を読む

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第7章・(愛の共同作業)・28

理想の恋愛 完璧な愛・第10部

2011.10.30 (Sun)

 「ちょっと! 危ない!」「……ぇ……、ぁつっ!」 涼香に注意を促されてから、雅人は注いでいたお茶が湯呑から溢れそうになっている事に気付いた。 零れる手前であわや回避はしたものの、慌てて出てしまった左手の指が溢れかかったお茶に触れてしまったのだ。「ちょっとっ……! 火傷してない?!」 座卓の向こうで涼香が中腰になるが、雅人は急須を置いて、お茶を触ったとみられる左手を上げて見せる。「ごめん、ごめん。大丈夫だよ...全文を読む

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第7章・(愛の共同作業)・27

理想の恋愛 完璧な愛・第10部

2011.10.29 (Sat)

 「ただいま~」 外出して早い時間に帰宅した時、玄関を開ける前にちょっと心が浮き立つ。 それは、この引き戸を開けたなら、彼女の小さな恋人が迎えに出て来てくれるのではないか、ソレを大いに期待してしまうからだ。 零れそうな可愛らしい笑顔で……。「りょーたん!」 と「おかえり、涼香ちゃん」 ――だが……。 涼香の期待は“期待”で終わる。 ワクワクしながら玄関を入った彼女を迎えたのは、可愛い甥っ子の詩苑ではなく、そ...全文を読む

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番外編≪初めて結ばれた日の悪夢≫

迷宮の天使

2011.10.29 (Sat)

 「あなたが好き……」 その言葉は、ある意味二人の始まりだった。 今まで禁じられていた禁句。超えてはいけない禁戒。 それを超えて、愛し合おうとする二人。「私も、お嬢様が好きです……」 そして彼は、それを受け止める。 従順な従者としてではなく、一人の男として。 藤がどれだけ騒ぎ、二人の言葉を消そうとしても。 どれだけ花びらを舞い踊らせ、互いの姿を消しさろうとしても。 もう二人には、愛する人の姿しか見えなか...全文を読む

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第7章・(愛の共同作業)・26

理想の恋愛 完璧な愛・第10部

2011.10.28 (Fri)

 「父さーん、いるのー?」 間延びした声で探りを入れつつ玄関を上がる。 父が居るのは解っている。日曜は家で仕事をすると言っていたし、ガレージに父の車もあった。「父さーんっ」 もう一度父を呼びつつリビングを覗いた信の目に、奥の仏間から出て来た信悟の姿が映った。(母さんと話でもしてたのかな) 仕事の合間に、今は亡き愛しの妻と話でもして頭を休めていたのだろうかと、息子ながらほっこりする信だが、信悟がネクタ...全文を読む

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第7章・(愛の共同作業)・25 *R18

理想の恋愛 完璧な愛・第10部

2011.10.27 (Thu)

 「それは駄目よぉ……」 意外な返事に、学は乳首を嬲っていた状態のまま舌の動きを止め、目だけで美春を見上げた。 この心地良い幸せを感じて、今日はこのままずっと美春を抱いていたいという彼の願望に、何と美春が“no”を出したのだ。 彼女は同じ気持ちではないのか? 思わず疑いそうになるが、美春はその理由をすぐに口にした。「嫌味たっぷりな“指導係”が、遠慮なくドアを開けそう。『いい加減、仕事しろ!』 って」 美春の...全文を読む

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第7章・(愛の共同作業)・24 *R18

理想の恋愛 完璧な愛・第10部

2011.10.26 (Wed)

 「幸せ……」 通常より何十倍もご機嫌な声。 ほんわりとした優しい笑顔は、“綺麗”というよりも“可愛らしい”彼女を演出する。まるで、ずっとずっと幼い頃の彼女を見ているかのようだ。 二十三歳にもなった女性に、“子供みたいで可愛い”は失礼だろうか。 いや、そんな事はないだろう。実際今の美春は、学の腕の中で小動物のように可愛らしく微笑んでいる。 専務室の大きなソファの上で熱くなった素肌を重ね、学の腰に足を絡めて、...全文を読む

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第7章・(愛の共同作業)・23 *R18

理想の恋愛 完璧な愛・第10部

2011.10.25 (Tue)

 「ア……んっ、やぁんっ」「オレと同じトコ見よう? ねっ……?」「やっ、やぁよっ……、あぁっバカぁ」「見て……涼香」 攻めているはずの信が軽く哀願を口にし、視覚で与えられる刺激に泣いてしまいそうな涼香の瞳を、彼の強請る瞳が覗き込む。 そんな会話をしている間も、目の前に置かれた鏡の中では、言葉に出来ないほど破廉恥な行為が繰り広げられているというのに。「しんちゃ……やっ、バカぁっ、ああっ……」 アイマスクを取られ自...全文を読む

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第7章・(愛の共同作業)・22 *R18

理想の恋愛 完璧な愛・第10部

2011.10.24 (Mon)

 「上にしちゃ、嫌よ……?」 予防線を張ったつもりだった。 ストッキングとショーツを取られ、下半身が完全に露わにされてしまっている事を感覚だけで感じ取りながら、手と視覚の自由を奪われた涼香は、その姿に欲情した信を迎え入れた。 両手首を縛りつけたネクタイの端をベッドの頭に縛り付けてしまっているので、涼香は仰向けの状態からほぼ動けない。 チェーンや細縄のように、固定場所から距離が取れるものならば体の向きを...全文を読む

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第7章・(愛の共同作業)・21 *R高

理想の恋愛 完璧な愛・第10部

2011.10.23 (Sun)

 「そういえばぁ……」 こんな時に、そんな余計な事を思い出してしまったのには訳がある。 美春の太腿を肩にかけて、熱く潤んだ花芯に唇付けをしていた学が、「自分で開いて……」 と指示をしながら彼の頭に添えられていた彼女の手を取った。 ようは自分で内腿を押さえて脚を開いていて、という意味合いだが、意外とその恰好が恥ずかしい。 まるで、自分から「シテ」 と言っているかのようだ。 学の肩から足をずらし、膝を立てた...全文を読む

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第7章・(愛の共同作業)・20

理想の恋愛 完璧な愛・第10部

2011.10.22 (Sat)

 「んもっ、……信ちゃんってばぁ……」 少々不満げな声だが、決して嫌がってはいないという事は解る。「用意周到すぎ……、ン、あっ……」 信を責めながらも時々入ってしまう可愛い啼き声。信が加えてくる愛撫に、涼香は過敏なほど反応した。「別に用意周到な訳じゃないよ? オレが仮眠用にアイマスクを持ってるのは涼ちゃんだって知ってるだろ?」「知ってる……、けどぉっ、ンッ……やぁん……」 乳首をカリッと甘噛みされ、涼香はピクリと...全文を読む

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第7章・(愛の共同作業)・19

理想の恋愛 完璧な愛・第10部

2011.10.21 (Fri)

 「さっき、どうして泣いたんだ……?」 優しい囁き声が、陽の光のように降り注いでくる。 その声を落とした学は、背に陽の光を受けて微笑みながら、美春の目尻から頬の線を指でなぞった。「嬉しかったの……」 彼の手を両手で包み、愛しげに頬ずりをして、美春は掌に唇をつける。「愛してる、って言ってもらった時、凄く嬉しかったの……」 温かく心穏やかな時間の中で、美春が一筋だけ流した涙。 その意味を問うた学に、美春は正直...全文を読む

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第7章・(愛の共同作業)・18

理想の恋愛 完璧な愛・第10部

2011.10.20 (Thu)

 「え……、信ちゃ……」 信から出た突拍子もない案に、涼香は動揺した。 もちろん嫌ではない。彼女自身欲しいと思った事はある。しかし信の状況から考えて、今はまだその時期ではないではないか。 なのに、彼からそんな言葉を聞くとは思ってもいなかったのだ。「りょーちゃんっ、好きっ」 おどけているのか、ちょっと可愛い声を出して彼女の胸の谷間に顔をうずめ左右に動かす。その動きで誤魔化しながら、彼女のカットソーの脇から...全文を読む

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第7章・(愛の共同作業)・17

理想の恋愛 完璧な愛・第10部

2011.10.19 (Wed)

 「愛の理想か……」  吐き捨てるように呟き、最後の段を強めに蹴って非常階段を下りる。 コンクリートの硬い衝撃を足の裏で受け止め、燈子はチラリと階段を見上げた。 手が届かないくらい遥か上に感じるところに見えるのは、二階の非常口。冷たい鉄の扉。チラリとでも信が気にして追って来てくれるのではないかと考えてしまった事に、燈子は激しく自嘲する。 ――駆け下りた階段、鉄製の階段から硬いコンクリートに足が着き見上げ...全文を読む

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第7章・(愛の共同作業)・16

理想の恋愛 完璧な愛・第10部

2011.10.18 (Tue)

 「優等生な答えね……」 事務所の静けさのせいで妙に弾けた大き目な音に聞こえたが、涼香の頬にはそれほど大きなダメージは無かった。 燈子自身、痛めつける目的ではなく、脅かすのが目的だったので手加減が入ったのだろう。「興味が無いだとか、彼に愛されているのは自分だけだとか、……その自信は、いったいどこから来るのかしら。……どうやったら、そんな自信が持てるのかしら……」 燈子の声は震えていた。その声は怒りを表してい...全文を読む

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第7章・(愛の共同作業)・15

理想の恋愛 完璧な愛・第10部

2011.10.17 (Mon)

 (ああ……、やっぱり……) 違う事を祈りながらも、涼香の心は落胆を感じた。 十年前に受付を担当していた女性スタッフ、そのキーワードは、否応なしに信から聞いていた初体験の話を思い出させるからだ。 「受付のオネーサンに乗られちゃってさ」 そう言って笑っていた信を覚えている。確か寿退社で辞めた女性のはずだ。 ――何故今頃、現れたのだろう……。「聞きたい?」 涼香が言葉を失っているのを良い事に、燈子は身を乗り出し...全文を読む

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第7章・(愛の共同作業)・14

理想の恋愛 完璧な愛・第10部

2011.10.16 (Sun)

 「離婚かぁ……」 裁判所を出て駐車場へと向かいながら、信は軽く溜息をついた。 調べ物をする為に裁判官室で探していたのは離婚訴訟に関する資料だ。タイムリーといえば、あまりにもタイムリーだろう。、どうしても燈子の事が頭をよぎってしまうではないか。 昨夜サラリと聞いたところによれば、彼女の夫の不貞は間違いなく五年ほど前から繰り返され、一人に落ち着いたのは最近のようだ。「……民法七七〇条、だな……」 ついさっき...全文を読む

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第7章・(愛の共同作業)・13

理想の恋愛 完璧な愛・第10部

2011.10.15 (Sat)

 「二人目かぁ……」 何となく思い出し、口から出た事実。 信のデスクを片付けながら、涼香はふっと独りごちた。 デスクの上には、昨夜書類を揃える為に資料室から持ってきたファイルが積まれたままだ。コピーを取った原本なども出したまま……。(信ちゃんってば、今日私が来たら片付けてもらおうと思って、自分で片付けなかったんだな?) 事務所にある資料はどれも大切なものばかりだ。それらを使用した時、たいてい信はすぐに片...全文を読む

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第7章・(愛の共同作業)・12

理想の恋愛 完璧な愛・第10部

2011.10.14 (Fri)

 「朝からべったりねぇ」 三姉妹共通と言っても過言ではない白く綺麗な指が、同じくらい白く柔らかい頬をつつく。 ほにゃりっとした搗きたてのお餅のような感触が気持ち良くて、晶香は何度も詩苑の頬からその感触をもらった。「きもちいいっ」 大好きな“しょーか”に構ってもらっているのだ。最初のうちは詩苑も、大大好きな“ろぉたん”に抱っこされながら、くすぐったそうに肩を竦めてはいたが、晶香があまりにもしつこくつつくの...全文を読む

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第7章・(愛の共同作業)・11

理想の恋愛 完璧な愛・第10部

2011.10.13 (Thu)

 「専務は……、学は言ってくれた事があるんですよ。『昔から、俺が心の底から欲しかったのは美春だから、俺の“ハジメテ”の相手は美春だよ』 って」 これはかなり恥ずかしい。 凄く嬉しくて心躍った話なのだが、それを人に教える為に口に出すのは、とても照れくさい。 第一こんな話は親友の涼香にさえした事はないのだ。 もちろんこの後に付け加えたい話があったからこその前置きなのだが、それを口にする前に須賀が追求してきた...全文を読む

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第7章・(愛の共同作業)・10

理想の恋愛 完璧な愛・第10部

2011.10.12 (Wed)

 「女の人の“初体験”って、大事ですよね?」 どうやら真剣に訊いているのだという事が、彼の表情から分かる。 今の彼は、いつも爽やかな笑顔をくれる、ちょっととぼけた須賀さん、の表情ではない。キュッと眉を寄せ、瞳は哀想の色を湛えている。 こんな表情で須賀に何かを訊かれたのは、初めてではないか。 そう感じた美春は、櫻井が買ってくれたミルクティの紙コップを握り潰してしまいそうになるほど胸が痛んだ。 櫻井が笑顔...全文を読む

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第7章・(愛の共同作業)・9 *R18

理想の恋愛 完璧な愛・第10部

2011.10.11 (Tue)

 「おかしい! おかしいってっ!」 身体は動かないが、信は口だけで反抗した。「こっ……、こんなコトしたいんだったら、結婚する人としろよ! と……、燈子さん、結婚するのに、おかしいよ!!」 情けないが動けない。口では燈子を責めつつも、身体は彼女の思うまま。ベッドの上で身動き一つ出来ないマグロ状態だ。「だって……、信君、かわいい、し……、あンっ……、わたし、信君、大好きだし……」 信の身体の上で腰を揺らす燈子の、切な...全文を読む

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第7章・(愛の共同作業)・8 *R高

理想の恋愛 完璧な愛・第10部

2011.10.10 (Mon)

 「んぁ?」 我ながら変な声を出してしまったと信は思った。 ぼんやりと覚め始めた意識。しかしどうも頭に血液が回っていかない。オレって低血圧だったっけ? などと思うが、どうやらそれは違うのだ、という事が数秒後に解った。 下半身に溜まる血液。追い詰められるような気持ち良さ。その不可思議な快感に気付いた瞬間、信は肘で上半身を浮かせ、刹那、その目に映った光景に驚愕する。「なっ、なにやってんのっっ?! 燈子さん...全文を読む

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第7章・(愛の共同作業)・7

理想の恋愛 完璧な愛・第10部

2011.10.09 (Sun)

 「女の人ってさ、初体験の思い出って結構大切にしてたり印象深く覚えていたりする人が多いよね。……自分の身体に“女になった”って証拠が出来るんだから、当たり前かもしれないけど……」 話題には引っ張りたくはなさそうだった信の“思い出”。 それは、燈子が信の“ハジメテの女性”だったという事実だ。 それをわざと口に出し、燈子は、信が動揺する姿を感じたかったのかもしれない。 しかし信は、そんな意地悪を仕掛けた燈子を冷静...全文を読む

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第7章・(愛の共同作業)・6 *R高

理想の恋愛 完璧な愛・第10部

2011.10.08 (Sat)

 「ぁ……ふン……、こらぁっ……」 後ろからもそもそと美春の身体に腕を回し、まだ高まりの熱から冷めきらない肌を弄り出した学を、美春は肩越しに睨み付けた。「こっ、こらっ、終わったばっかり……、まだダメぇっ」 更に咎める口調で注意を促すが、その声色は甘く、睨み付ける目は藍色に潤んでいる。 これではあまり迫力が無い。「何で、まだ駄目なの?」「ん? だって……」「まだ、イった余韻でぼんやりしてるから?」「……うん」 美...全文を読む

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第7章・(愛の共同作業)・5

理想の恋愛 完璧な愛・第10部

2011.10.07 (Fri)

 「……燈子さん……?」 外気に晒され続けたダウンコートは、表面がとても冷たい。 その冷たさに身体が小さく震え上がる。そして信が口にした名前は、震えと共に吐き出された。 信に抱き付いていた“燈子(とうこ)”と呼ばれた女性は、彼から離れないまま顔だけを上げる。「覚えていてくれた? 嬉しいわ。信君に覚えていて貰えるなんて。あれから十年も経っているものね、覚えてなんていないと思ったけど……」「いや、そんな……。忘れ...全文を読む

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第7章・(愛の共同作業)・4

理想の恋愛 完璧な愛・第10部

2011.10.06 (Thu)

 「うゎっ、さむっ」 車から出た瞬間、今まで車内での温かさで甘やかされていた体に刺すような寒さが与えられ、信はブルッと身体を震わせた。「ったく……、馬鹿だな、オレも……」 自分を戒めつつ、ドアをロックした直後、突如後悔の念に襲われる。 ほんの少しの距離を歩くだけだから良いと思い、コートを車の中に置いたまま出てしまったが、二月の夜中はコート一枚の温かみさえ貴重に感じるほどの寒さだ。 しかし彼は、こんな事で...全文を読む

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第7章・(愛の共同作業)・3

理想の恋愛 完璧な愛・第10部

2011.10.05 (Wed)

 「そっ、そんな事無いもんっ。光野のお父様もお母様も凄く優しいもんっ。今まで何回も飾り着してるところ見せてるけど、いっつも『可愛い』 って言ってくれるし……」 光野家の両親を引き合いに出され、晶香はグッと怯んだ。それを見て、京香は最強の人間を味方に引っ張り込む。「ねーぇ? 姉様もそう思うでしょう? 今までがどうあれ、結納くらいはキチンとしっかりした恰好で、落ち着いた着物の方がいいよねぇ?」 それは当然...全文を読む

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第7章・(愛の共同作業)・2

理想の恋愛 完璧な愛・第10部

2011.10.04 (Tue)

 「口紅……、塗り直さなくても良い?」 唇の代わりに、こつん、と付けられた額。優しげな瞳が涼香の目を覗き込み、内緒話をするかのように信が囁きかける。 デート用に身支度をした涼香は、最初濃い目の赤い口紅で唇を彩っていた。「いってらっしゃい」 と見送ってくれた妹達も、それを知っている。 しかしデートを締めくくる「さよなら、おやすみ、また明日ね」 のキスをし終わった涼香の唇に、その華やかな色は無い。 信に抱...全文を読む

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第7章・(愛の共同作業)・1 *R18

理想の恋愛 完璧な愛・第10部

2011.10.03 (Mon)

 「うン……信ちゃん、これっ……いやぁ……」 控えめな口調。涼香は時々そう口にしては、信を喜ばせる。 切れ長の大きな瞳を羞恥に細め、絹糸の髪を乱し、信の上で身を捩った。その仕草が、堪らなく男心の昂りを誘う。「どうして? 下から見た涼ちゃん、凄く綺麗なのに」 彼の腰の上に跨る涼香のしなやかな白い肢体を視界に閉じ込め、信はベッドに横たわった体勢のまま、両手で彼女の腰からお尻へと手を滑らせた。「だって……、上って...全文を読む

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