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【  2013年10月  】 

第12部こぼれ話・2『愛しい貴方のお仕置き理由』

理想の恋愛 完璧な愛・第12部(完結編)

2013.10.29 (Tue)

   ――――それは、学が叱咤激励を繰り返された水曜日……。 どん底までプライドを堕とした男が立ち上がった。 瞳の熱を取り戻し、ロケットランチャーを抱えて、“自分の世界”を取り戻しに行くとまで口にした。 学の復活を目にした紗月姫は、例えようのない喜びに包まれ、思わず彼に抱きついてしまったのだ。 ぐしゃりと濡れる絨毯を蹴り、目を覚ませとばかりにバケツの水を浴びせられてスーツも濡れたままである学へ。「それでこそ...全文を読む

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第12部こぼれ話・1『愛しい君のおにぎり』

理想の恋愛 完璧な愛・第12部(完結編)

2013.10.21 (Mon)

  ――――それは、ロシュティスとの契約日である土曜日の朝……。(また、ここに来られるなんて……) 専務室内をぐるりと見回し、美春は涙が零れそうになるくらいの感慨に耽った。 秘書としてここへ入ることは、もう二度とないのではとさえ思っていたというのに。 すべての軌道は修正され、美春は再び正式な専務秘書としてこの場に立っている。出社してから学と共に入室し、彼女は感動のあまりしばらく動けなかった。(嬉しい) 言葉...全文を読む

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*あとがき・お礼*

理想の恋愛 完璧な愛・第12部(完結編)

2013.10.17 (Thu)

 こんにちは。玉紀直です。『理想の恋愛 完璧な愛』 こちらは、2008/09/25~連載を開始し、2013/10/17にシリーズを完結致しました。 ほぼ毎日更新で続けていましたが、後半約一年ほど、各章の間でお休みなどを頂きました。 それでも丸五年の間、連載をさせて頂き、全12部、総話数1500話(番外編含む)の大長編となりました。 ここまで書き続けてこられましたのも、1部から、また、途中からでも読み続けて頂けました皆様...全文を読む

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エピローグ~愛の欠片 そして未来へ~

理想の恋愛 完璧な愛・第12部(完結編)

2013.10.17 (Thu)

 「白百合……?」 少年が足を止めたのは、階段の下り口に置かれたフラワーテーブルの前。大きな花瓶に飾られた大輪の白百合の花束が原因だ。「こんなの、いつ……」 昨日は、学校の帰りに父親の会社へ赴き、母方の祖父である薬学博士の元で薬学の勉強をしてきた。 なかなか突き詰めた内容になり帰宅が少々遅くなったのだが、自室へ戻るためにここを通った時には違う花だった覚えがあるのだ。「その花、昨日会社へいらっしゃったお客...全文を読む

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第20章10(愛しいあなたと永遠の愛を)

理想の恋愛 完璧な愛・第12部(完結編)

2013.10.16 (Wed)

 「入籍、済んだ頃かな……」 ポツリと出た呟きは、誰に聞かせようと思ったわけではない。 だが傍らで急須を傾けていた涼香は、信の言葉を聞き逃さぬよう、湯気さえも静寂を守る緩やかさで湯呑を満たしていった。「やられたー、って感じだな。まあ、正当な順番でいけば、葉山たちが最初なのは当然といえば当然なんだけど」 昨日走った嫌な予感。あれは気のせいなどではなかったのだ。 「先ですまない」と謙虚な態度を見せた信に、...全文を読む

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第20章9(ふたりきりのプロポーズ)

理想の恋愛 完璧な愛・第12部(完結編)

2013.10.15 (Tue)

 「そういえばお姉ちゃん、今日は帰ってくるのかなぁ」 ふと思いつき、つけ汁から目を離した瞬間、隣に座る晶香に汁椀へ刻みネギを大量に投下され、一真は一瞬固まった。「晶香ちゃん、入れすぎ」「え? おネギ美味しいよ。普通入れるでしょう、このくらい」「普通はこの半分だよ。これじゃぁ薬味を食べているみたいだろう?」 晶香としては悪気なくやったのだが、一真には少々不評のようだ。だが改めて見てみると、彼が持つ素麺...全文を読む

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第20章8(愛しい人)

理想の恋愛 完璧な愛・第12部(完結編)

2013.10.14 (Mon)

  ポコポコポコポコ……。 楽しげなリズムで、その音は続く。 薬棚の補充を終えた冴子は、扉をパタンっと締めながら音の出所へ視線を向けた。 壁側の大きな寝椅子に脚を組んで腰掛け、物思いに耽りながら丸めた薄いパンフレットを手のひらに打ちつけているのは、誰あろう彼女の夫だ。 本人は無表情でいるつもりなのかもしれないが、その口元は微かに上がっている。「何をニヤニヤしてるの? いやらしい」とからかってやりたくな...全文を読む

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第20章7(ふたりきりの昼下がり)

理想の恋愛 完璧な愛・第12部(完結編)

2013.10.13 (Sun)

 「いよいよ来週は、信の合格発表だ」 そう言いながら、竹の器に入った水羊羹に小さなスプーンを添え台に置く。顔を上げ視線を仰がせれば、そこには、この十六年間見つめ続けてきた笑顔があるのだ。「心配はまったくしていない。お前もそうだろう? ――はるか」 田島家の仏間。大きな仏壇に飾られた遺影。そこで優しく微笑む女性は、信が八歳の時に他界した信悟の妻、はるかだ。「あいつが落ちるなど考えてもいない。……だが、やは...全文を読む

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第20章6(愛しい存在)*R18

理想の恋愛 完璧な愛・第12部(完結編)

2013.10.12 (Sat)

 「んっ……」 ここまでくると、美春も“熱”の意味を理解し始める。 与えられるであろう刺激に備えて身体を固めたが、唇が近付いた花芯に与えられたのは吸い付くような強い刺激ではなく、そよ風のような囁きだった。「近付いただけで、俺まで熱くなるよ」「学……」「熱、……測ってやる」 言葉から想像したのは、蜜窟に指を入れて「凄い熱」と微笑む学の姿。だが、美春の予想はまたしても裏切られた。「あっ……ハァっ、んっ」 ぴくんぴ...全文を読む

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第20章5(ふたりきりのベッドで)

理想の恋愛 完璧な愛・第12部(完結編)

2013.10.11 (Fri)

 「柔らかいな……」「もーっ、くすぐったいよぉ」 嫌ではないのだが、美春は肩をすくめ上半身を焦らす。 バスルームでじゃれ合ったふたりは、身体を拭くのもそこそこに大きなベッドへ倒れ込んだ。うつ伏せになり、湯で火照った身体にひんやりとしたシーツの感触を楽しんでいた美春だったが、その上にモソモソと重なってきた学が、さっきから両手で彼女の胸を触っているのだ。 触っているというか、揉んでいる。いや、押している、...全文を読む

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第20章4(愛しいお嬢様)

理想の恋愛 完璧な愛・第12部(完結編)

2013.10.10 (Thu)

 「ベッドへ行くより、温室でゆっくりしたいわ」 そう希望したのは紗月姫だ。 広大な辻川家の敷地。邸の裏手に建つ、巨大迷路かと惑うばかりの温室。そこは紗月姫の、そして神藤のお気に入りだ。 十八年前にふたりが出会った場所。ここには、春にふたりが結ばれた際、見守る役目を終えたとばかりに散り消えてしまった藤棚があった。 藤棚の跡地には、来年の春、新しい藤棚が作られる。紗月姫の両親にとってもあの藤は思い出であ...全文を読む

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第20章3(ふたりきりのバスタイム)

理想の恋愛 完璧な愛・第12部(完結編)

2013.10.09 (Wed)

 「そういえばお前、月曜日の発表、どうするんだ?」 美春を鑑賞しているついでに涼香が目に入ったから、というわけではないが、学はふと気がかりなものを感じた。 来週月曜日には、信の二回試験合格発表がある。発表が開示されるのは、司法研修所の掲示板だ。 わざわざ見に行かなくとも、合否の結果は受験者に郵送される。だが、合格発表日と翌日に分けて発送されるため、すぐに知りたい場合は直接見に行くしかない。 信は見に...全文を読む

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第20章2(愛しい親友)

理想の恋愛 完璧な愛・第12部(完結編)

2013.10.08 (Tue)

 「田島君、戻ってこないのかな……」 唇を合わせたまま美春が囁く。彼女の頭に手を添え、学はゆっくりと上半身を起こしながら身体を反し、正面から美春を抱き締めた。「……戻ってこないほうが良いな」 強く彼女の唇に吸い付き、重なり合い静かにソファへ沈む。「んっ」と可愛らしく喉を鳴らす美春が、変わらずに腕に中にいるという幸せが、学の五感を刺激した。 信が戻ってこないのは学も気がかりだ。涼香に連絡を取って、そのまま...全文を読む

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第20章1(ふたりきりの休息時間)

理想の恋愛 完璧な愛・第12部(完結編)

2013.10.07 (Mon)

 「あーあ、やられたな……」 今更言ってもしょうがない。けれど、口に出さずにはいられない。それは、彼の正直な気持ちなのだろう。「やっぱり、敵わないんだよな……」 セリフは口惜しげであるのに、その口調は穏やか。 ある意味、彼は嬉しいのだ。 ――父に敗北したことが……。「なぁに? 慰めて欲しいの?」 ちょっと意地悪な口調でわざと訊ね、美春はクスクスと笑う。膝に乗る学の頭をポンポンッと撫でて、敗北に落ち込んでいる...全文を読む

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