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【  2014年10月  】 

*限定番外編*『今宵、甘いハロウィンを』

恋のエトセトラ

2014.10.31 (Fri)

 *こちらは『甘いトモダチ関係』のハロウィン特別番外編(サイト限定)となっております。**********「ちょっと、訊いて良いか?」 やっぱりきたか。予想通りの問いかけに、朱莉は「よし、こいっ」と言わんばかりに外したエプロンを握りしめる。 キッチンへ戻りかけていた足を止め、くるりと振り返った先には、ダイニングテーブルの上を見つめながら眼鏡のブリッジを上げる征司がいた。「この晩飯のラインナップは、な...全文を読む

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*5・コスモス/6

撫子花恋綺譚

2014.10.23 (Thu)

  どうせ笑われる。 そうは思いながらも、撫子はコスモスを活けながら話し始めた。「最初に言っておくわ。笑いたければ笑えば良い。きっと。あんたは笑うと思うから。……あんたが言う、叶わぬ恋の相手は、実際に会える人じゃない。思い出の中にいる人よ」 撫子がコスモスのために用意したのは、古風な壺型の花器。色を選びながら花鋏で茎を断ち、まずは花器の淵から花を渡していく。「小等部にあがって、一年生のとき。各校の小学...全文を読む

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*5・コスモス/5

撫子花恋綺譚

2014.10.16 (Thu)

 「どこのどいつかは知らないが、お前の周囲に特別親しい男の影は皆無。だとすれば、密かに想うだけの恋だということになる。俺はお前に『そんなものは終わりにしろ』という意味をあてて、この色を混ぜた」「なにそれ……」 優越感はどこへやら。あまりに腹黒い伊吹の計略に、撫子は唖然としてしまう。「なぜ色とりどりのコスモスに混ぜたと思う。色だけじゃない、種類もだ。大輪種のベルサイユ、コラレット咲きのサイケ、花びらが筒...全文を読む

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*5・コスモス/4

撫子花恋綺譚

2014.10.13 (Mon)

  この“歓迎”は、いつまで続けなくてはならないのだろう。 気持ちが好いのは間違いではないのだが、唇が触れているという緊張感で上手く息ができないために、だんだんと息苦しくなってきた。(脚……、膝が震えそう……。どうしよう) すると、顎を押さえていた伊吹の手が離れ、続いて唇も離れた。 歓迎は終了なのだろうか。おそるおそる瞼を開く。さっきよりは離れているものの、相変わらず間近で撫子を見つめる伊吹の双眸が鼓動を...全文を読む

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*5・コスモス/3

撫子花恋綺譚

2014.10.09 (Thu)

  バサッ……と、片腕に抱えていたコスモスの花束が足元へ落ちる。 あまりの驚きに、撫子の息は止まり目が大きく見開かれた。すぐ目の前には、細められた伊吹の双眸がある。あまりの至近距離で見つめられていることに耐えきれず、思わず強く瞼を閉じてしまった。 唇が触れているとはいっても、軽く表面に重なっているだけだ。それでも“唇同士が重なっている”という事実には変わりがない。どうしてこんなことになってしまっているの...全文を読む

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*5・コスモス/2

撫子花恋綺譚

2014.10.06 (Mon)

  笑いたくて堪らない。けれど今噴き出すわけにはいかない。 伊吹の気持ちを代弁するなら、きっとそんなところだろう。 表面上大歓迎を見せた撫子を、完全に軽視しているように感じる。だが、彼の態度に不快を表してはいけない。笑顔を崩せば、撫子の変化は柊都から丸見えだ。 伊吹は兄に背を向けている。ゆえに、どんな表情をしようと撫子にしか見えないので平気なのである。もしやこんなに嘲ってみせるのは、何か意図があるの...全文を読む

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*5・コスモス/1

撫子花恋綺譚

2014.10.02 (Thu)

   ――これは夢だ…… 撫子は、それを自覚していた―― 足元に白い花びらが散っている。 それだけではなく、花そのものまで散らされている。 小さなかわいらしい花。茎を折られ、踏みつけられた形跡を残したものも…… この状態を見た撫子は悲しくて堪らない。零れかかる涙をこらえ、その場に屈んで花たちを拾い始める。そんな彼女は、通っている学園の小等部の制服を着ていた。 可哀想。どうしてこんなことをされなくてはならなか...全文を読む

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