「理想の恋愛 完璧な愛・シリーズ(第7部~第11部)」
理想の恋愛 完璧な愛・第11部

第3章≪婚約破棄≫・4 *R高

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「んっ……ふっぅ……」
 喉が切なく呻き、開かされた両脚がつい爪先立ちになる。
 腿が浮くと縁に乗せられた双丘の谷間が開き、花芯への侵入を楽にした。
 もちろん学は良いタイミングで訪れたチャンスを利用する訳だが、縁の上で開いた隙間から舌を入れられると、いつも双丘の間にひっそりと隠されている秘密の窪みにまで届いてしまう。
 その部分を愛撫されると、何故か嬉しさより恥ずかしさを先に感じてしまう女性は、美春だけではないはずだ。
「学……、やぁ……。そこ……」
「どうして? 可愛いのに……」
「だって……、んっ、恥ずかし……ぁぁん……」
 爪先立ちになった足を揺らして可愛らしい抵抗をするも、学は舌を伸ばして先端でくすぐってくる。焦れる腰を押さえて繰り返される行為は、本来吸い付いてもらえるべきだった場所を歯痒さで包んだ。
「んっ、ソコじゃない……でしょぉ……。吸い付きたかったのっ」
「でも可愛いから、ココでもいいかな……」
「やぁよぉ……」
「クスッ……分かってるって……」

 焦れる美春は可愛いし、もっと焦らして泣きそうになるくらい羞恥に震えさせてやりたいという欲望もない訳ではないが、結局のところ学は美春に甘い。
 気持ち良くて泣きそうになるのは大歓迎なのだが、恥ずかしくて泣きそうになるのは可哀想だと感じてしまうのだ。
 友人の信が、涼香が妊娠前はたまにネクタイなどで縛ってセックスに興じた事もあるなどという話を聞いた事があるが、自分には出来ないと学は思う。そんな事をして、美春が「やだやだ、こんな変態っぽいのぉっ。学の馬鹿ぁっ」と泣き出しでもしたらどうする。 
 可哀想で、その後セックスどころでは無くなるではないか。
 強気で自信家で、何だかんだと我儘を美春に言う彼ではあるが、忘れてはいけない。彼は究極の“美春至上主義”だ。

「こっちの蕾の方が、イイんだよな……?」
 目の前で開きかけた花芯の扉を指で広げ、上部でこっそりと顔を出しかけたピンク色の姫君を口に含む。舌でひと舐めした後に容赦なく唇で吸い上げると、美春の口から悦声が上がった。
「ぁんっ、ああっ!」
 強く吸われ引っ張り出されたクリトリスは舌で嬲られるが、それよりも吸われ続ける刺激の方が美春には強いようだ。
 腰を細かく揺らしながら、学の髪を両手で掴み全身を悶えさせた。

「まなっ……あああっ、あっ、あっ……」
 唇の隙間から漏れる空気が、ズズズッという鈍い音と共に粘膜を震わせ、引っ張り出された姫君も学の口の中で快感に震えた。
 花芯を開いた指が、今度は中央の密窟を探る。表面を指の腹で擦ると、学の唇に翻弄されている姫様が流す快感の涙が、透明の液体となって糸を引いた。
 くちゅりっと指が涙の中へ沈められ、まとわりつく柔らかな粘膜が収縮する。その収縮が楽しくて指を回し涙を掻き出す学だが、段々と指に嫉妬を覚え始めた。
 この素晴らしい収縮を直に感じているのが“指”である事が気にくわない。

「んふ……も、いいよぉ……。も、そこ……、ぁぁあんっ……」
 上半身を固める美春は、クリトリスを吸われる刺激と密窟を掻き擦られる快感に、下肢を痙攣させる。
 唇が離れ指が抜かれると強張っていた腰の力も抜けて、腰かけていた縁から滑り落ちそうになった。
 崩れかけた身体を、膝を立て中腰になった学が抱き支える。腕の中で快感の余韻を吐息と共に漏らす美春は、彼の肌の感触を楽しむよう、愛し気に肩口に頬ずりをした。
「学の肌……気持ちイイ……」
「今、気持ちイイ事してもらったからだろ? もっと気持ち良くして欲しい?」
「して……欲しい……」
 頬ずりする顔を上げると、吸い付かれる快感にとろりとした瞳が、学の瞳の中で藍色に潤む。学は彼女の瞳を見詰めたまま、今度は深く唇に吸いついた。
「んっ……ん……」

 唇を吸い舌を絡め、学の手は乳房を弄る。
 自分が付けた赤紫の刻印を撫でてから、掌いっぱいにふくよかな膨らみを鷲掴み、持ち上げるように大きく揉み込む。指の間に乳首を挟んで時々捻ると、「そんなことしちゃ駄目」とでも言いたげに美春の手が学の腕を軽く押した。
「……学ぅ……んっ……」
 唇の端から漏れる呻きは、どこか哀願の様に甘い響きを奏でる。
 それが学を求める“お強請り”である事は分かっているのだが、学はわざと知らない振りで乳房への愛撫を続けた。

「ぁ……っ、あんっ、ん……」
 舌を絡めるより、甘い声を漏らす事を優先する唇。揉み込まれ乳首を擦られる刺激は、連動するように熱い潤いを花芯へ与え続ける。
「ま、な……あは、ぁあ……」
 焦らされる身体は学の腕を拒否する行動を腕にやめさせ、その代わりに彼の身体をなぞり下がり始めた。
 オイルでしっとりした学の身体を、ゆっくりと指先でなぞって行く。その手は胸から脇腹、硬い腹筋を下がり、お湯の中から顔を出しかかっている熱い滾りへ到着する。
 美春への愛撫に煽られ勢いよく勃ち上がった情欲は、美春の柔らかい掌で頭を包まれピクリと震えた。
「学……、濡れてるよ……?」

 まるで仕返しの様に悪戯っぽい言葉が飛ぶと、学は唇を離して額をコンッとぶつけた。
「美春が我慢できなきゃ、俺だって出来ないんだっ」
 掌でさすられる情欲は、お湯でもオイル成分でも無い、ヌルリとした感触を頭の亀裂から感じる。自分を感じて抑えが利かない学を感じると、美春は妙に嬉しくなってしまうのだ。

「まなぶ……っ」
 甘えた声で額を擦りつけ、頭を包み込んでいた手で滾りを上下にさする。決して強い手付きではないが、この刺激を与えてくれているのが美春なのだという事実だけで、学の心も身体も昂った。
「ねぇ……」
 遠回しに「気付いてよ」と探りを入れる上目遣い。すかさず「欲しいの?」と訊いてやれば、藍色の瞳は恥ずかしそうに潤むだろう。 
 焦らして照れる美春も堪能したいが、彼女の手と仲良くなってる分身が我慢してくれそうもない。

 学は美春を立たせ浴槽の壁側へ移動させると、片脚を浴槽の縁に乗せさせた。
「コイツが、我慢出来ないって。……どうする?」
 腰を両手で引き寄せ、下半身を密着させて擦り付ける。滑らかな花芯の表面で学の情欲が滑った。
 本来欲しい場所の外で加えられる刺激は、大きな疼きを集中的に落とす。
「んっ……、挿れて……」

 やり切れない言葉は、無意識か……。






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後書き

 こんにちは。玉紀 直です。
 久々にじっくり*R高*です。^^
 余計な事は良いからこのまま行きましょうね。(笑)

 では、次回!!





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