「理想の恋愛 完璧な愛・シリーズ(第7部~第11部)」
理想の恋愛 完璧な愛・第11部

第6章≪嵐の夜≫・11 *R高

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 背中に温かな感触。
 それを感じる事で、悠里は眠ってしまっていた自分に気付いた。
「起こした? ごめん」
 突っ伏していた顔をテーブルから上げると、すぐ目の前に有ったのは須賀の笑顔。どうやら眠っていた悠里にブランケットをかけてくれたようなのだが、その気配で彼女が目を覚ましてしまったらしい。
「おっ、お帰りなさい……。お疲れ様っ」
 慌てて背を伸ばし労いの言葉をかけるが、「ただいま」の言葉と笑顔を目にして、悠里の背は再び丸まった。

「……よかった……。ちゃんと帰って来てくれて……」

 俯き押さえた目頭は、安堵の涙に潤む。
 何かあったらどうしよう。ずっと、そんな事ばかり考えていた。考え過ぎて頭痛がして来たので、部屋に有った鎮痛剤を飲んだら少々眠くなってしまい、ウトウトとしてしまったのだ。
 だが、少し眠ったお陰で、考え込み過ぎて疲れていた気持ちも少し休まっただろう。おまけに目を覚ませば、須賀の笑顔が有ったのだから。

「ごめんね……」
 心配させた事を謝り、悠里を抱き締める。
 特殊任務で疲れている筈の須賀に気を遣わせてはいけないと、悠里は涙目で笑顔を作り、彼を見上げた。
「ご飯……、どうしようか。疲れてて食欲が無かったら、冷蔵庫に入れておいて明日にでも……」
 テーブルの上は夕食用にセッティングされている。サラダやお味噌汁やハンバーグ達は、冷蔵庫やお鍋、フライパンの中で出番を待っているのだ。
 正直、気疲れが大きくて食欲どころではない気分ではあったが、須賀は抱き締めた体勢から悠里の膝へと身体を崩し、腰に腕を回して甘えた。
「ゆーりちゃーん……、腹減ったぁ……。オレ、もぅ死ぬ……」

「しっ、死んじゃ駄目っ。今、急いで用意するから」
「オレさ、今晩のチーズハンバーグ、スッゴク楽しみにしてたんだ。このままじゃ眠れないから、飯食わして……」
「待っててね、今用意するからね。ちゃんと食べさせてあげるから」
「ついでに良く眠れるように、ゆーりちゃんも食わしてっ」
「うん、用意するから待ってて……。……えっ?」

 勢いに乗って返事をしたものの、返事をしてからその意味に気付く。
 悠里の膝から顔を上げ、須賀がニヤッと笑った。
「へーぇ、どんな用意してくれるの? エプロン一枚とか憧れてるんだけどな、オレ」
「すっ、須賀さんのエッチっ!」
 真っ赤になった悠里が立ち上がると、膝に乗っていた須賀の顔がそのまま床に落ちた。
 恥ずかしさのあまり駆け足でキッチンに入って行く彼女の後ろ姿を嬉しそうに眺め、ゆっくりと立ち上がった須賀は、後を追ってキッチンへ向かう。ハンバーグに乗せるチーズを冷蔵庫から出し、温め直そうとフライパンに手を伸ばした彼女を、素早く後ろから抱き締めた。
 いきなり引き寄せられ驚いた手が、“とろけるチーズ”を床に落としてしまう。
「すっ、須賀さんっ」
 まさか本当にエプロン一枚にするつもりじゃ……、と、一瞬考えた悠里ではあったが、疑った彼の口からは、とても穏やかな優しい言葉が出されたのだ。

「待っててくれて、有難う。悠里ちゃん」

 悠里の頬がほわりと染まる。さっきから赤くなってばかりで、彼女の体温は治まる暇が無い。

「あと、三十四回……。待てないよ、オレ。……結婚しちゃおう?」

 心ときめく言葉と彼の腕を抱いて、悠里の目頭は再度潤む。

 “エプロン一枚”になってあげても良いかな? と、甘い心が、少し動いた……。


*****


「ん……フぅんっ……、あっ、やぁ……」
 与えられる刺激に腰がくねる。
 それは、快感を与えられたから、という理由だけではない。与えられ過ぎて苦しい。このまま従順に従っていたらどうにかなってしまいそうだ。そんな思いから、腰ごと神藤の舌から逃げようとしてしまったのだ。

「神……藤……、あっ、ダメ……」
「逃げないで下さい」
「あ……、んっん……」
 決して大きな声を出している訳ではないのに、紗月姫の声は車内で大きく響き耳に籠る。
 夜のしじまは、ただでさえ物音を響かせる。そこへ置き去りにされた車という密室。狭い場所であげてしまう悦声は、出している以上に大きく聞こえてしまうのだ。

「こん、な……、あっ、はずかし……んっ」
 シートに倒された紗月姫は、ワンピースやブラジャーを胸の下までさげられ、たわわな隆起を揺らしながら上半身を焦らす。
 それ以上の抵抗が出来ないのだ。
 ショーツとストッキングを引っ掛けたままの片脚は背凭れへ、もう片方は神藤の肩に抱えられ、こんなに広げたのは初めてというほどに開かされた両脚の中央に秘そむ華苑には、神藤の舌が濃密な戯れを見せている。
 彼はシートの下に脚を着き、顔の高さを紗月姫の腰に合わせているので、狭い車内でも無理なく彼女の華苑を愛撫する事が出来る。おまけに、行き場の無い紗月姫の両手首を掴み、彼女の頭の上でシートへと押さえ付けているのだ。

 考えてみれば、紗月姫には考えられない様な淫らな体勢ではないか。
「神藤……、ダメェ……あぁっんっ……」
 息を荒く腰を揺らすが、そうするとかえって彼に秘部を押し付ける事になる。
 クレバスを縦になぞり、彼女の蜜を舐め取る舌は、長い事卑猥な重い水音を立て続けていた。
「もっ、あっ……、やめっ、……そこは、もぅ……、あぁん……」
「いくらでも出て来ますよ。……気持ち好いのですか?」
「やっ……だって……」
「それとも、車の中でこんな恥ずかしい恰好をして押さえ付けられている事に、興奮していらっしゃるのですか?」
「もっ、馬鹿っ……、そんな、コト……、訊かないでぇ……」
「お嬢様は、少々刺激的な事がお好きなようだ」
「神藤っ! ……ああぁっ!!」
 神藤の言葉が恥ずかしくて堪らない。それは図星であるからだが、認めるのも悔しい紗月姫は神藤を咎めようとした。
 しかし、密窟を攻めていた彼の舌が上の秘豆を嬲り始め、まだ蜜が溢れる場所に中指がぐちゅりと入り込んで来た時、ピクリと大きく紗月姫の背が反り、白い隆起が大きく揺れた。

「お嬢様のこんな姿を見られるのも、……最後でしょうか……」

 強気で煽っていた神藤の声が、寂し気に紗月姫の耳へ届く……。








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後書き

 こんにちは。玉紀 直です。
 エプロン一枚……。(笑)
 いやぁ、悠里と二人の時は須賀の性格変わりますねぇ。(* ̄m ̄)
 あと34回、我慢出来ないそうです。目出度い話題にはなるかな?

 いや、でも、神藤も性格変わって来た様な……。
 もちろん(?)ここでは終わりませんよ。
 紗月姫にしては行儀の良くない、ちょっと刺激的ならぶいちゃにお付き合い下さいませ。^^

 では、次回!!





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