「理想の恋愛 完璧な愛・シリーズ(第7部~第11部)」
理想の恋愛 完璧な愛・第11部

第6章≪嵐の夜≫・12 *R18

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「そんな事……、言わないで……」
 紗月姫の声が震えた。
「最後だなんて、言わないで……。私は、神藤しか要らない……」

 このまま話が進めば、紗月姫の正式な婚約者、そして結婚相手は久我山に決まるだろう。総司が余計な権限を振り回さなければ、「俺を選ぶな」と言った学に決まる事は無い。
 久我山は紗月姫と神藤の仲を認めると言っている。お世話役としての任務も続行させると。
 紗月姫が時々“妻”としての役目を果たしてくれさえすれば、二人が何をしていても構わないとまで言っていた。――だから、自分を選べと。
 二人にとっては都合の良い条件だ。秘密の関係ではあっても、変わらず寄り添っていられるのだから。
 しかし、“妻”としての役目を果たすという事は、久我山にも抱かれなくてはならないという事だ。紗月姫に、いや、神藤に、それが耐えられるのだろうか。
 だがそれは、いつか襲い来る現実なのだ。

「お嬢様が……、他の男に組み敷かれる姿など、想像したくはありません……」
 憤る気持ちを表すかのよう、密窟に挿し込まれた指が乱暴に捻られる。ビクリと下肢を震わせ腰を上げると、神藤の唇が秘豆を吸い上げた。
「あっ……、ハァ、あっ!」
「貴女の啼き声を、他の男に聴かせるなんて……」
「しん、ど……」
 想像したくないというのは本心なのだろう。それは紗月姫の両手首を押さえ付ける手の強さで分かる。きつく掴みシートに押し付ける力は、紗月姫のナカでスライドされる指と同じくらい強い。

「ダ……メ……、神藤……あっぁぁんっ……、乱暴に、しない、で……。あんっ!」
 腰を焦らし、僅かばかり動く肩を捻るが、神藤の手が離れる事は無く、その力は増すばかり。
 押さえ付けられる拘束感は、下半身へ与えられる激しさと連動する。無理矢理快感を引き出されているかのような錯覚は、紗月姫を強制的にオーガズムまで引っ張り上げた。
「あっ……あぁんっ! ダメッ……あっ、……やぁ、ぁぁっ!」

 下肢が痙攣し、擦られ続けたナカが弛緩する。下半身に一瞬温かい物が走ると、神藤の指が止まった。
「やっぱり……、少々刺激的な快感に弱いようだ。……達してしまわれたようですね」
「……そんな事……ないわ……」
 強がって答えるが、息は上がり、瞳は蕩ける。おまけに神藤が華苑を嬲った手を紗月姫の前にかざし、異常に濡れたその様を見て、弛緩していた密窟がキュッと締まった。
「ほら、びちゃびちゃでしょう? お嬢様が達して射精なさった証拠ですよ」
「やっ……やめて、その言い方」
「“潮を吹いた”と言った方が宜しいですか? こちらの方が俗語ですよ? その方がはしたないかと」
 普段簡単には触れる事の無い言葉ばかりが飛び出して来る。それを聞いているだけで、紗月姫の身体は羞恥に震えた。

 袖口に垂れ落ちる紗月姫の精液を舐め取り、彼女の口元へ指をあてる。
 紗月姫は恐る恐る舌を出しながら口を開け、神藤の指を咥え込んだ。
 自分の愛液を口に入れられるなど何とも屈辱的だ。しかし、それが彼の指を介してだと思うと愛おしさまでも溢れて来る。
 紗月姫は神藤の指を舌で舐めなぞり、時に吸い付いて、まるで彼の情欲を口に含んでいるかのような淫らな想像に酔った。

「欲しいですか?」
 神藤の囁きは、つい数分前に指でイかされたとは思えないくらい、紗月姫に彼を求めさせる。
 指が離れ、濡れた唇が半開きになる。紗月姫が熱い吐息を吐きながら小さく頷くと、神藤はやっと彼女の手首を放した。
 ゆっくりと起き上がらせ、強く唇を重ねる。解放され自由を得た手は神藤に抱き付こうとしたが、その前に別の場所へと導かれた。

「……欲しかったら、外して下さい……」
 導かれたのは神藤の腰。ベルトの上だ。快楽を与えて欲しければ、その先駆けを示せというのだろう。
「神藤……、意地悪よ……」
 恥じらいを見せながらも、紗月姫の手はベルトに触れる。自然と視界に入るズボンの張りが、どれだけ彼が紗月姫を求めているかをものがたり、それを見ただけで恥ずかしくなってしまった。
「意地悪は、お嬢様ですよ」
 紗月姫がベルトを外しファスナーに触れようとしたところで、神藤は紗月姫の身体を反し、シートに膝立ちで背凭れに寄り掛からせる。
「貴女という存在が、私の理性を狂わせます。……貴女が欲しくて、堪らない……」
「神藤……、私も……あっ!」
 求められる気持ちに同意を示そうと振り向くが、その瞬間神藤に腰を引き寄せられ、紗月姫を求めて爆発しそうになっていた情欲をあてがわれ、すぐさま埋め込まれた。

「あっ……、んっ、ンぁっ!」
 熱い蜜の海を神藤の滾りが擦り上げ、その激しさはあっという間に二人を燃え上がらせる。
「しん……どぅ……、あっ、熱いわ……、あっああ……!」
「お嬢様のナカが熱いのです。……焼き切られてしまいそうだ」
「切ってしまいたいわ……、あンっん……、そうしたら、私だけのものになるのに……」
「クスッ……嫌ですよ」
 神藤は腰を押し付けたまま両腕を紗月姫の身体に回し、両手で乳房を揉み上げる。強く掴まれた事で紗月姫はビクリっと肩を竦めるが、乳首を擦る指先と彼の熱い囁きが痛みを快感に変えた。
「切られてしまったら、こうして貴女を愛せなくなる……」

 紗月姫の身体をきつく抱き、腰を小刻みに動かして彼女の子宮口をくすぐる。
 その刺激は恍惚とした喜悦を呼び、紗月姫は頭が真っ白になりそうだ。
「し、んどぅ……、あっ、ダメ……、ああぁ!」
 彼に抱かれる事で、心が喜び、身体が悦ぶ。
 たった数時間の逢瀬である事も忘れるほどの至福に包まれ、このまま彼の腕の中で命果ててしまいたいとも思える。

「あああっ! ダメ……あぁっ! あっ……煌っ、煌……、ぁっ!」
 この危うい関係の中で与えられる快楽に、紗月姫は夢中で溺れていく。

 時々心の中だけで呟く名前を、口にしてしまうほどに。







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後書き

 こんにちは。玉紀 直です。
 神藤が本領発揮。(笑)
 学っぽい攻め方ですが。結構アブノーマル方向O,Kな人なので、信っぽくもあるという……。
 紗月姫の慣れ方が早いのは、神藤が大人の余裕で彼女を扱っているからだと思って下さい。(12歳差だしね……)
 うん……、美春と比べると、豪い違いだ。(・_・;)

 今までお行儀の良いR18しか無かった二人ですが、もう少し、お行儀の悪い二人にお付き合い下さい……。

 では、次回!!






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「そんな事……、言わないで……」 紗月姫の声が震えた。「最後だなんて、言わないで……。私は、神藤しか要らない……」 このまま話が進めば、紗月姫の正式な婚約者、そして結婚相手は久我山に決まるだろう。総司が余計な権限を振り回さなければ、「俺を選ぶな」と言っ...
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