「理想の恋愛 完璧な愛・シリーズ(第7部~第11部)」
理想の恋愛 完璧な愛・第11部

第7章≪北欧の王子≫・5 *R18

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「や、ん……、まなっ……あっ……」
『なぁ、美春、いいのか? そんな大きい声出して……。一真、居るんだろ?』
「んっ……ん、いぃの……ぁっ、あっ……」
 軽いオーガズムの余韻に下肢を戦慄かせる美春。
 どうせこれは夢なのだ。大きな声を出そうと構わない。一真は夢の中には居ないし、居ても真夜中なのだから、彼はもう寝ているだろう。
『知らないぞぉ? 一真が、大好きなお姉ちゃんのヨがり声で欲情しても……』

 可愛い弟をからかう学に、美春は拗ねた態度で仕返しをする。
「……学こそ……、いいの?」
『何が?』
「今の期間……、婚約解消状態の時は私に触れないって……、お父さんと約束してるでしょ……」
『ん? だって、美春が言うには、これは夢なんだろう?』
「……うん」
『夢には大介父さん居ないから、いい』
 意地悪な笑い声を喉の奥で立てる学の言い分を、美春は、それもそうだなと納得してしまったので、彼女の脅しは一真の敵討ちにはならなかったようだ。

 ホットパンツが中途半端に腿まで下げられる。両脚を揃えて高く上げられ、そのまま前に倒されると、お尻側から淫泉を溢れさせた花芯が露わになり、恥ずかしいくらいに秘唇を開いたソコは、暗闇の中でも艶やかに輝いて学を誘った。
「……見てるだけでイきそ……」
 冗談抜きで堪え性が無くなり掛けた滾りをあてがい、挿入の期待に美春の蜜口が収縮すると、学は彼女の顔に掛けたスーツを取った。
「やらしい顔、見せて」

 薄闇漂う中、月の光よりも明るく輝いて見えるのは、潤んだ藍色の瞳。快感に染まった肌に、濡れた半開きの唇。
 漏れる吐息は悦びに震えたまま……。
「学は……、夢の中でも、エッチだね……」
『――美春もな……』

 学が腰を強く進め入れる。
 夢の中と信じて疑わない美春は、あられも無く嬌声を上げた。
「あっ、あっ……ああっ! いっぱいになるっ……」
 淫泉を溢れさせながら、学の滾りを埋められていく圧迫感を下半身に感じ、美春は駄々っ子のように身体ごと腰を揺らす。
 しかしそのまま奥まで満たして貰えるかと思ったソコは、途中で侵入を停められてしまった。
「あ、ン……」
『いっぱいにして欲しい?』
「……ん……、欲しい……」
『じゃぁ、お願いして。美春の頼みなら、何でも聞いてやるから』

(ああ……、学の常套手段だ……)
 分かってはいても、美春はそれに甘えずにはいられない。彼が与えてくれるものは必ず至福をもたらしてくれると、彼女は知っている。それが不条理にも、夢の中で疼き上がる身体を治めて欲しいという願いであっても……。

「もっと……、挿れて……。いっぱい、欲し……い……」
 切ない囁き声ではあるものの、美春自身その言葉に昂り、言われた学は、彼女の口から出た言葉であるという事実に、興奮を覚えた。
「やばっ……、言われただけで、イきそうなほど気持ちイイっ……」
 揃えて抱えた脚を倒しながら腰を押し付けると、学は美春のナカで先陣を切る鈴頭で、彼女の奥底を擦り回した。
「あぁ! あっ、やっ……オク……きもちいいっ……ああっ!」
『“夢”の美春は素直で可愛いな。現実でも、こうやって素直に“欲しい”って言ってくれたら、俺、もっと可愛がってやるのに……』
「だって……あっ! 言わなくても……学っ、してくれるも……ん……、ああぁっ!」
『そうか。俺が先に手を出すから悪いんだな。じゃぁ、今度から美春が“欲しいから頂戴”って泣くまで、挿れてやらない』
「やだあぁっ……、そんなのぉ……あぁっ、やっ、あっ!」

 子宮口を攻め叩かれる刺激が、電気針でも刺されたかのように脳髄へ響き、そこから快感になって全身へ沁みる。
 あまりの気持ち好さに突かれるたび密窟は弛緩収縮を繰り返し、抱えられた両脚はカクカクと痙攣を始めた。
『そんなに気持ちイイ? こんなに震えたら、壊れるぞ』
「やっ……、気持ちイイっ……あっ、ダメ……壊れちゃ、うっ……あぁん、学っ!」
 震えるばかりか下肢が引き攣りそうになり、美春は脚を外そうとするが、もう既に彼女の意志ではどうする事も出来ない。
「あぁぁあん……駄目っ、んっ……!」
 背中を反らし何度も跳ねて、美春は身体の横で握っていたシーツを力任せに引き上げた。

「ああっ、もう、やんちゃ娘がっ!」
 暴れ痙攣する両脚を横に倒し、美春の腰を両手で反し持ち上げると、学は後背位で彼女を攻め立てた。
「あっ……はっ、あぁっ! あっ、……学、……学、ダメ、あっ!」
 軽くとはいえ、既に二度もイかされている。美春の身体は与えられる快感を敏感過ぎるほどに取り込み、蜜襞は彼を求めて爆発しそうな滾りに強く絡み付いた。
「絡み過ぎだぞ……、イきたいか……?」
「う、ん……、イかせて……! あ、ん……ダメ、もっ、……こわれるっ……」

 アルコールシロップの余韻も、夢現の気分も吹き飛ばされてしまいそうなほど激しく揺さぶられ、更に自分からも身体を揺らして腰を押し付けると、電気どころか脳の中で爆発が起こってしまったかのようなオーガズムがすぐにやって来た。
「やぁんっ……、もぅ! 学が悪いんだからぁぁっ……あっ、ああぁぁっっ!!」

 どうしたら良いのか自分でも分からない。そんな気持ちが学に対して八つ当たりをする。
 学の熱い飛沫が身体に沁み込んで来るのを感じながら、美春が脱力する。彼女が崩れると学も一緒に崩れ、うつ伏せになった耳元に、学の囁きが流れ込んだ。
『……愛してるよ……美春』

 いつもの台詞を耳にして、高ぶっていた心が平静を取り戻す。
 幸せな気分のまま蕩けた脳は、快感の余韻と共に大きく圧し掛かるけだるさを連れて、美春の意識を奪っていく。

(どうせ夢だし……。いいか)
 このまま眠って、目を覚ませば土曜日の朝で、会社へ行き、仕事をしながら学の連絡を待てば良い。
 こんな淫らでいやらしい夢を見てしまった事は、秘密。
 言えば、「じゃぁ、同じ事しようか」などと言われかねない。

 気持ちの良い夢心地のまま、今は眠りに引き込まれてしまおう。美春はそう決めると、瞼を閉じた。
 眠りへ入り込む前、こんなにも気持ちの良い蹂躙をしてくれた夢の学に、美春は復讐を試みる。
「あのね、私ね……。神藤さんに、昨日……抱っこしてもらったんだぁ……」
 本物の学には、こんな事は言えない。でも、夢の中ならば言える。
 夢の中の学は、どんな顔をしているだろう。

「……スッゴク上手でね……。ふふっ、学より上手いかも、なあんて、思っちゃった……。ごめんね……」

 麻酔にでもかかった様に、頭の中で意識がグルリと回る。
 美春はそのまま、本物の眠りへと引き込まれていった。


 環境の急激な変化がもたらしたトランス状態。その中で見た、夢現。
 幻を感じた身体が受け入れた、夢のように淫らな学とのセックス。
 ――美春はそれを、夢と思い疑わなかった。

 翌朝……。
 身体に残る、セックス後の至福に満ちたけだるさと、一真の苦情を聞くまでは……。

「お姉ちゃんっ、欲求不満なのは分かるんだ、それは気の毒だと思うんだっ、でもね、ひとりエッチする時の声はもう少し抑えてくれないっ!?」







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後書き

 こんにちは。玉紀 直です。
 ……夢……。
 そんな訳はないっっ!(爆)
 いやいや。イイ気分だったのは学と美春ですが、災難だったのは一真かな。
 いや、でも、ひとりエッチと間違われた美春も気の毒かも……。^^;

 でも、学には黙ってようと思った事を口走っちゃいましたね。
 ……大丈夫かな?
 って心配する前に、夢だと信じ込ませてくれた彼にも、ひと言文句を言ってみましょうか。

 では、次回!!





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「や、ん……、まなっ……あっ……」『なぁ、美春、いいのか? そんな大きい声出して……。一真、居るんだろ?』「んっ……ん、いぃの……ぁっ、あっ……」 軽いオーガズムの余韻に下肢を戦慄かせる美春。 どうせこれは夢なのだ。大きな声を出そうと構わない。一真は夢?...
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