「理想の恋愛 完璧な愛・シリーズ(第7部~第11部)」
理想の恋愛 完璧な愛・第11部

第8章≪永遠の約束≫・14 *R18

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「Gスポットに当たっているからな。自分で調節するなんて、美春、やーらしい」
「ちょっとぉ……、ぁ、アッあ、ちが……」
 冷やかされても止められない。両腕を学の肩から回し、上半身を密着させ後ろへ引くように腰を回すと、余計に快感は増した。
「……あ、もぅ……、脚……脚ぃっ……」
 抱き付いたまま泣き声を上げる。学の腰を跨いだ下肢は、襲い来る快感の痺れで痙攣を起こしていた。
「やっ……ぁんっ……、イク……」
 イきたい気持ちはあるが、それ以上に両脚の痙攣を何とかしたい。快感に襲われるのは良いのだが、そのせいで自分の身体がコントロール出来なくなるというのは、一種、恐怖感さえ覚えるのだ。

 腰の上でガクガク震える美春の背を撫で、学はまるで猫でも愛でるかのように身体に沿って手を滑らせた。
「可哀想に。気持ち好過ぎて啼きっ放しじゃないか」
「ぁんっ、んっ……学、ダメっ……あ、もぅ、動けなぃ……っ」
「欲張って急所に当て過ぎなんだよ。加減しないとイきっ放しになるぞ。それじゃなくても美春は感じやすいのに」
 背を撫でる手が、前屈みになって腰から浮いたお尻をくるりと撫でる。双丘の間に沈んだ指が、ひっそりと身を置く秘蕾を強く押すと、驚いた身体が大袈裟なほど飛び上がり、美春は慌てて学から離れた。
「まっ、学っ、どこ触って……!」
 谷間に沈んだ指を払い、学の両腕を掴む。しつこく同じ事をされない為の防衛策だ。
 美春は焦っているというのに、学はそんな彼女にはお構い無しでニコリと笑う。
「良いだろう別に。見た事無い訳じゃないし」
「み、見た事あっても、こっ、ここは、触る所じゃないでしょっ。ダメッ」
「“ここ”で、しちゃう人もいるのに? 触るくらいいいだろ」
「ダメッ! 駄目の前に嫌!」
 時々軽く触れられる事はあったが、そんな話までされるのは初めてだ。
 言われたから「はいどうぞ」と受け入れられる場所では無い。
 女性側からしてみれば、恥ずかしさと共に怖さが先に立つ。

「わっ、笑い事じゃないんだからっ。絶対に嫌だからねっ……」
「……痙攣、止まったろ?」
「……え?」
 学に言われ再確認すると、確かに下肢の痙攣は止まっている。感じすぎて怖いという恐怖感も、無くなっているようだ。
「びっくりして、感じるどころじゃなくなったんだよ。良かったな、止まって。どうせイクなら気持ち好くイきたいもんな」
「学……」
 どうやら学が秘蕾にまで手を出したのは、彼女を驚かせて気を逸らす為だったらしい。ちょっと安心した美春は、再び彼に抱き付いた。
「学ってばぁ、もぅっ、びっくりしたぁ」
「あんな状態放っておいたら、膣痙攣起こして抜けなくなるとか有り得るからな。流石にそれは避けたいだろ?」
「や……やだっ」
 話のネタ的な物ではあるが、女性が膣痙攣を起こして二人重なったまま救急車で運ばれた、などの話を思い出す。
 冗談抜きで、それは避けたい。

「それに、イクときは一緒が良いんだろ?」
 美春の両腿を支え持ち、学はソファから立ち上がる。彼女が首に腕を回した形は、いわゆる駅弁スタイルだ。取られた事の無い体位ではないので、美春はそのつもりで学の首に抱き付き直したが、彼はそのまま窓辺へと歩いて行った。
 それも大きな方の窓では無く、部屋のデザイン的に作られた身体二つ幅程度の出窓。そこに美春の腰を置いたのだ。
「……学?」
「ここでしようか」
 美春は両手を後ろ手に着き、チラリと背後を見る。そこには一枚窓が嵌っていて、陽の光が射し、上層階である事から眺めも良い。
 外から決して見える事は無いだろうが、すぐ背後にガラス一枚しか無いという状況は、彼女に軽い羞恥を与える。
「見えちゃうよ……」
「……見えないよ」

 窓の縁まで腰を引き寄せ、両脚を左右に着かせる。
 大きく開いた脚の中央に見えるのは、二人の身体が繋がった様。美春の内腿を撫でながら鑑賞していた学は、すぐさま抗議を受けた。
「そっ、そんなトコ、見ないのっ」
「どうして? 美春が俺を咥えてくれている姿は、いつ見てもそそるぞ。上の口も下の口も」
「学っ、やらしぃっ」
 抗議しつつもチラリチラリと視線を走らせる美春を見ながら、学は抽送を始める。軽く肩を竦めた彼女に顔を近付け、正論を吐いた。
「美春を見ていやらしくならなかったら、俺じゃないだろ?」

 自分の言葉を証明せんとばかりに、腰の動きが早まる。
 美春の腿を押さえていた両手で乳房を揉み込み、親指が乳首を捏ねくった。
「んっ……んっ、あっ……」
 途中行為は中断されたが、再開すればすぐに快感は高まる。高まったところで中断されていたので、回復も早い。

「ま、なぶ……、あっ、フゥ……!」
 不安定な場所で揺さぶられ、身体はどんどん高まっていく。
 愛しい名を呼ぶ唇は本人を求め、傍に近寄っていた唇を啄んだ。
「あ……は……っ、ああっ……!」
 熱い吐息が混じり合う中で舌が触れあう。興奮の度合いを示す様に、絡み合う舌の動きも激しくなった。

「興奮を鎮める為に抱いた筈なのに、余計に興奮させるなよ……」
「知らな……い……、あぁ! やぁ、んっ!」
「興奮してる? 美春」
「し、てる……、あっ、してるっ……ぅっ……!」
 学の勢いに押されて、身体はどんどんと後ろへ倒れていく。とうとう肩がガラスに当たり、貫かれる速度でガタガタと音を立てた。

「ん、んっ……、ガラス、割れちゃ……ああんっ!」
「割れないよ。でもまぁ、そうだな、美春が割ったら、俺が総支配人に謝っておくよ」
「あっン! も、……バカぁ……ぃやぁっ」
「当方の妻が失礼をいたしました、って」 

 ガラスにぶつからないよう美春の身体を抱き寄せ、乱れる彼女の耳元で囁かれる言葉。

 不安定な場所で愛される緊張感が、少し解けた……。







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後書き

 こんにちは。玉紀 直です。
 え? 続くの? って言われちゃいそうですが続きます。(^_^;)
 いちゃこら祭りも終盤ですが、次回第8章ラストです。
 こちらの二人も幸せですが、第8章でやっと幸せになれた二人にも、出て来てもらいましょうね。

 では、次回!!





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