理想の恋愛 完璧な愛・第12部(完結編)

第6章8(ひとり愛戯)*R18

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「あっ……んっんっ……、やぁ、もっ……きもちいぃ……」
 感じると、どこまでも自分の身体に素直になる。
 それは、とても可愛らしくて良い反応だと、学は思う。とはいえ、たとえ意地を張って素直ではなくても、美春ならば何でも可愛いと思ってしまえるのが本当のところ。
 だが時に、素直すぎる反応ばかりだと、どうしたのだろうという疑問も湧いてしまうのだ。

「ハァんっ、ダメっ、……ダメぇ……またっ、イクッぅ……あぁん!」
 騎乗位で学の腰に跨った美春が、身体を伸ばし喉を逸らして宙に嬌声を放つ。
 いつもなら、騎乗位の挿入感でイキそうになると条件反射で腰が逃げようとする。騎乗位は女性がイニシアチブを取りやすい体位であることから、快感の操作が可能だ。夢中になって動くうちに、学がまだでも美春だけが絶頂を迎えそうになってしまい、そうなると彼女は慌ててそれを抑えようとするのだ。
 だが今日はどうだろう。いつもは「イクのは一緒ね」と可愛らしいことを言う美春が、貪るように腰を押し付けてくる。
「ぅっ……く……、ううんっ、んっ……学……っ」

 快感を溜めた膣壁が痙攣し、蜜窟全体がサワサワと蠢くと、今夜何度目かのオーガズムを迎えたらしい美春を下から仰ぎ、学は苦笑いを見せた。
「何回イッた?」
「わか……、分かんない……」
 オーガズムを伝える美春のナカで、高まる欲情を発散しきれていない学は置いてけぼりだ。彼女の花芯は熱く潤い収縮し、滾りを締め付け再び彼を誘った。
 吐息を震わせ、繰り返されるオーガズムに脚を攣らせる美春を下から見つめ、学はクスリと笑いながら彼女の両乳房に手を伸ばす。
「やっぱり美春、発情期だ」


 終業後、明日の打ち合わせをしたあと、少々時間はズレたが馴染の高級ホテルのスイートルームへ入ったふたり。
 ディナーもデザートもワインも、全てを部屋に用意してもらい、ふたりでゆっくりと食事を楽しんでからバスルームでマッサージでもしてあげようと思っていた学は、美春がお気に入りのダマスクス・ローズのマッサージローションまで用意したというのに……。
 部屋に入った途端、自分から唇を合わせてきた美春は、何たる事かキスをしながら学の服を脱がせ始めたのだ。
 ただ脱がされて黙っている学でもなく、一緒になって彼は美春の服を脱がせ始め、全裸にしたところでバスルームへ抱え込もうとも目論む。しかし、行動は美春の方が早く、学が計画を実行する前に彼の前へと屈み、滾り始めた彼自身に口で愛撫を施し始めてしまったのだ。
 いつも以上に積極的なのはもちろん嬉しいが、率先して美春を気持ち好くしてあげるのは自分の役目と位置付けている学にしてみれば、対抗意識に火が点いてしまう。
 彼は美春を抱き上げ、バスルームを飛ばしてベッドルームへと向かってしまった。
 それからずっとベッドの上で愛し合っているふたり。
 メインルームのディナーは何ひとつ手が付けられず、綺麗にセッティングされたまま。反して、ドアから部屋へ入るまでの廊下には、ふたりの服から下着までがだらしなく散乱しているというありさまなのだ。

「久し振りだ……、美春からこんなに乱れてくれるの……」
 学の腹部に両手をつき、美春の腰はまだ貪欲に揺れている。大きく腰を回すと、ぐちゃりっと音がして、ふたりの太腿まで溢れ濡らしている美春の愛液が存在感を主張した。
「学……ンッ……、ぁんっ……」
「さっきから何回も美春ひとりでイって、ずるいぞ」
「んっ……ごめ、……あんっ、あっ、……やンっ……」
 両手で掴み上げられる乳房が大きく形を変える。揉み回しながら彼の指が乳首を押し潰し、指先が掻き弾く。そのたびに、反応した美春の肩はぴくんっと上がった。
 乳房から離した手を背中へと回し、彼女の身体を引き寄せ、学は目の前に迫った柔らかくふくよかな膨らみに強く吸い付く。
「んっ、あぁん……、やんっ……」
 美春の胸に赤紫の花びらを散らし、学はその痕を舌で舐めた。
「なんか……、発情中のせいか、いつもよりおっぱいも大きいような……」
「んもっ、いつもと同じだってばぁ……」
「でも、いつも以上に感じやすいみたいだ……」
「ゥんっ、ん、んっ……あぁっ!」
 続けて乳首に吸い付かれ、そのまま口の中で転がされる。時々強く吸われると、重い痛みが快感と絡まり、じくりっとした感覚に美春は身悶えを起こした。

 乳房への愛撫を受けながらも、彼女の腰は学の滾りを受け取ったまま動き続けている。学を置き去りにひとりでオーガズムをもらってはいるが、それでも彼主導で刺し貫かれて高められる時のものとは、快感の大きさが違う。
 相手を目の前に、ひとりで勝手に迎える絶頂は、どこか自慰行為のような気恥しさを美春に与える。
「学ぅ……、一緒にイこ……、ねぇぇ……」
「今夜の美春に堪え性がないんだよ。悪い子だな」
 乳房を押しつけ焦れる美春の背から、細かく動き続ける尻へと両手を下げていく。柔らかな双丘をひと撫でしてから軽くパンっと叩いた。
「アンッ……、やぁ……」
「イイ音っ」
「イイ音、じゃないっ。ばかぁ……っ、ぁぁんっ!」
 批難が喘ぎに変わってしまったのは、尻を叩いた両手が双丘を鷲掴み、彼女の腰を固定したまま学が強く突き上げだしたからだ。

「あっ、あ……やっ、イイっ……、ん、ん、きもちイィ……ああぁっ!」
 乳首をしゃぶられながら、蜜窟を大きく擦り上げられる。自分だけが感じるように小刻みに動くのとは違い、強く深く滾りが出入りする行為は、濡れた太腿同士が粘着質な音を立てながらぶつかり合う大きさのまま、美春の快感も大きくしていった。








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