「理想の恋愛 完璧な愛・シリーズ(第7部~第11部)」
理想の恋愛 完璧な愛・第9部

第4章・ 6 (欲しい?)*R18

 ←第1章≪学園の天使≫・10 →第1章≪学園の天使・≫・11


 『一真君……?』
 電話の向こうから聞こえてきた晶香の声は、こちらを探るようなコッソリとした物だった。
 何となくそれが晶香らしくないように思え、一真はちょっと笑いそうになる。
「どうしたの? 晶香ちゃん。そんな小声で」
 『今、大丈夫? 話せる?』
 わざわざ確認を取る彼女の様子で思い出す。いつもならこの曜日は〝夜教師〟の日なので、夜の電話は無しにしている。彼女がコッソリとしているのは、もしかしてまだバイト中では? とでも思ったのだろう。
「大丈夫だよ。話せるよ。ほら、今日は早めに行ったからさ、早めに終わったし」
 そう口にしてしまってから、こんな言い訳はせずに本当の事を言ってしまおうかと考えた。
 しかし、電話などではなく直接キチンと言ったほうが良い。生真面目な彼は、そう考え直してしまった。

 『今、何処にいるの?』
 相変わらず晶香の探り口調は変わらない。そんなに警戒しなくてもいいのに、と思いつつ、一真は返事を返す。
「家だよ。今日は日付が変わる前に帰って来られたんだ」
 『……本当?』
「晶香ちゃん?」
 一真の声に少々不審げなトーンが混じる。明らかに晶香の口調は何かを疑っている、どうしたのだろう。こんな彼女は初めてだ。

「晶香ちゃん? あのさ……」
 一真が晶香を問いただそうとすると、部屋のドアがノックも無く開き、エリが顔を出した。
「一真、お風呂は入る? 冷蔵庫にアイスがあるから食べていいわよ? ……あら、電話中?」
 まさか電話中とは思わなかったらしく、エリは指先で口を押さえるが当然の如くもう遅い。彼女の声は電話の向こうに筒抜けだ。
「わっ……、ごめんっ、晶香ちゃん、ちょっと待って」
 晶香に一言断り、一真は電話を手にしたまま、エリに苦笑いで返事を返す。
「大丈夫だよ、母さん、晶香ちゃんだから。それより、お風呂、すぐ入るよ。有難う」
「そう? あっ、アイスね、二つあるけど二つとも食べちゃってもいいからね。美春は帰ってこないみたいだし」
「うん解かった。二つとも食べちゃおっと。お姉ちゃん悔しがるぞ」
「バイト代で返せ、とか言われたりしてね」
「え~、やだよぉ」
 一真がおかしそうに笑うと、エリは「おやすみ」 と手を振ってドアを閉めた。

「ごめんね晶香ちゃん。お母さんだった」
 『あ、……うん、聞こえてた。……お家だったんだね……』
 再び話し始めると、どこかホッとしたような晶香の声。何かおかしな物は感じるが、一真は気を取り直して晶香を誘った。
「ねぇ、晶香ちゃん、明日の夜デートしようか?」
 『え? でも、明日もバイトの日じゃ……』
「明日は夕方だから大丈夫だよ。終わったら迎えに行くから、ご飯食べに行こう? それとも、何か予定があったかな?」
 『ううん。ないけど……』
「じゃぁ、決まり。いいね?」
 『うんっ』
 一真と一緒に居られるのが嬉しいのだろう。晶香の可愛い返事が聞こえ、一真の気分は妙に盛り上がった。
 明日のデートの時に、結婚式の事、そしてそれに合わせてバイトの事、その二点を晶香に話そう。そう決意し気持ちが高ぶったせいか、最初に晶香が何か探るような様子で居た事も、一真は気にならなくなってしまった。 


*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*


「ぁっ、もぅ……、ばかぁ……」
 学の指と舌は美春を軽い絶頂間へと誘(いざな)い、彼女に不満げな羞恥の声を上げさせた。
 恐らく今、目を閉じ頬を紅潮させつつも、拗ねた表情を作っているであろう彼女を想像し、学は指を抜いてもう一度小さな突起を吸い上げる。
「やっ、あぁっっ!」
 ビクンッと腰が揺れ、学の頭を押し戻そうとしていた両手は、その力さえも出ないまま彼の髪を鷲掴む。
「あぁっ、あっ、あっ、だめぇっ……!」
 いくら〝軽く〟とはいえ、イッたばかりでこれは辛い。おまけに指を抜かれた分、その刺激は当たり所無く下半身へと溜まる。
「まなっ……、あっ、あ……」
 今まで指で攻められていた部分が、その刺激でヒク付き出したのが分かる。
 〝欲しがっている〟自分が居る事を感じさせられているようで、その恥辱に美春は腰を焦らした。

「欲しい?」
 ゆっくりと優しく。甘いバリトンが耳に響く。
「欲しい? 美春?」
 解かっている。
 気持ちを口に出せば、美春が欲する物は間違いなく彼女を満たしに掛かる。
 そして美春は、その誘惑に勝てない。……いや、勝とうとする気も無い。

「……欲しい……」
 蕩(とろ)ける言葉は熱い吐息と共に鼻を抜ける。
 両脚をより大きく開かされた気配にゆっくりと目を開くと、学が艶のある制圧的な目で美春を見下ろしていた。
「あげる」
 その一言と共に、悪戯をしに来た指とは違う、本来ソコに挿入されるべきモノの存在を感じ、美春は身体を期待に固めた。

「あっ……はぁっ……あぁっ」
 大きく開かせた美春の内腿を両手で押さえ、学はショーツの横からゆっくりと最後まで自分を埋め込んで行く。埋め込みながらも、肝心な部分に自分のワイシャツが掛かって邪魔なのか、急いでそれを脱ぎ捨てた。
「まな、ぶぅ……、あっ……」
「ほら。全部、挿入(はい)った」
 欲しがってヒク付いていたソコは、本来の〝主人〟の来訪を悦び、キュウッと収縮する。
「欲しかった?」
 ゆっくりと数回腰を動かし、美春のナカを愉(たの)しみながら彼女に甘い質問を繰り返すと、唇がそれを答える前に、学自身を咥え込んだ口が更にキュッと締まり、その質問に答えた。

「ほ……しかっ、た……、あぁんっ……」
 正直な答えに、学の口元が上がる。
「やるよ……。全部、美春のモンだから……」
 指と同じように根元まで埋め込むと、学は美春自身の上壁を擦り上げるように動き出した!





人気ブログランキングへ ←気に入って頂けたら、クリックしてね♪

**********

後書き

 こんにちは。玉紀 直です。
 いつもはかけない時間の電話。
 晶香ちゃん、どうしたのでしょう?
 何か疑う気配に、一真君はおかしなものを感じますが……。
 明日のデート、何も無ければよいですが。

 え? メインの二人?
 見守ってあげてください。
 次辺りで夢の世界にイってくれると思います。(笑)

 では、次回!!






 関連もくじ一覧 ▼ 
総もくじ 3kaku_s_L.png 迷宮の天使*LS*
総もくじ 3kaku_s_L.png 恋桜~さくら・シリーズ
総もくじ 3kaku_s_L.png 未分類
もくじ  3kaku_s_L.png 溺愛マリッジ
もくじ  3kaku_s_L.png 恋のエトセトラ
総もくじ  3kaku_s_L.png 迷宮の天使*LS*
総もくじ  3kaku_s_L.png 恋桜~さくら・シリーズ
総もくじ  3kaku_s_L.png 未分類
【第1章≪学園の天使≫・10】へ  【第1章≪学園の天使・≫・11】へ

~ Comment ~

管理者のみ表示。 | 非公開コメン卜投稿可能です。

~ Trackback ~

卜ラックバックURL


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

  • 【第1章≪学園の天使≫・10】へ
  • 【第1章≪学園の天使・≫・11】へ